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Lightningを和風サイトに仕上げるなら「Lightning JPNSTYLE」

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WordPressサイトを和風に仕上げたいとか、落ち着いた雰囲気のサイトに仕上げたいという要望は少なくありません。自力でカスタマイズすると大変ですが、Lightningを使っているなら拡張デザインスキンLightning JPNSTYLEがおすすめです。和風で落ち着いたサイトに仕上がります。

Lightningのサイトが和風に仕上がる「Lightning JPNSTYLE」

Lightningを使ったWordPressサイトが和風に仕上がる「Lightning JPNSTYLE」

必ずしも和風専用というわけではなく、落ち着いた雰囲気のコーポレートサイトやブログにもピッタリのデザインスキンです。以下、特徴を紹介していきます。ピンときた方は、ぜひお試しください。

背景画像を選んでサイト全体を和風に

Lightning JPNSTYLEでは和テイストの背景画像が4種類用意されており、これを選ぶだけでも和風なサイトを演出できます。

和テイストの背景画像を選べる

和テイストの背景画像を選べる

4種類の画像はこんな感じです。

最初から使用可能な4種類の背景画像

最初から使用可能な4種類の背景画像

わかりづらいかもしれませんがデモサイトの雰囲気も参考にしてください。

もちろん、オリジナルの背景画像をアップロードすることもできます。

オリジナルの背景画像も使用可能

オリジナルの背景画像も使用可能

見出し2(h2)に和テイストのアイコンを付加

ページ本文を仕切る見出し2(h2)にアイコンを付けることができます。これも和テイストのアイコンが準備されているのでサイトの雰囲気に合うものを選ぶだけで見出しの印象が変わります。

見出し2に和風のアイコンを付加できる

見出し2に和風のアイコンを付加できる

明朝体の見出しで落ち着いたサイトを演出

見出しのフォント設定が明朝体ベースに最適化されているので和風サイトに限らず落ち着いた雰囲気のコーポレートサイトにもピッタリでしょう。

明朝体ベースの見出し

明朝体ベースの見出し

ちなみに、次のようなフォントが指定されています。

  • 游明朝
  • ヒラギノ明朝 ProN W3
  • HG明朝E
  • MS P明朝
  • MS 明朝

全幅見出しでパララックスなトップページに

「LTG全幅見出し」ウィジェットをトップページに差し込むことで、パララックス効果によるインパクトのあるトップページを演出できます。

全幅見出しウィジェットでインパクトあるトップページに

全幅見出しウィジェットでインパクトあるトップページに

パララックスとは、あるパーツを全体のスクロールスピードと異なるスピードでスクロールさせることで立体感などを演出する視覚効果です。

投稿・固定ページで別のヘッダー画像

各ページにヘッダー画像を表示できますが、投稿と固定ページで別々の画像を適用できます。

ページのヘッダー画像

ページのヘッダー画像

任意のカテゴリーをグリッド表示できる

「LTG Media Posts」ウィジェットにより、任意のカテゴリーやタグに属する投稿を一覧表示できます。レイアウトも選べるので単純に上から下へのリスト形式だけでなく、グリッド形式(3列)でも表示することができます。

投稿のグリッド表示(LTG Media Postsウィジェット)

投稿のグリッド表示(LTG Media Postsウィジェット)

最初の1件だけ大きく表示してメディア系サイトのようなレイアウトもできます。読み飛ばしもできるので、1件目~3件目と4件目以降で違うレイアウトにするなど、アイデア次第で魅力的なトップページを演出できます。これだけでも購入する価値はありますね。

最初の1件だけ大きく表示

最初の1件だけ大きく表示

新着記事にはNEWアイコンを付けることもできます。

新着記事にNEWアイコンを付けられる

新着記事にNEWアイコンを付けられる

まとめ

以上、Lightning JPNSTYLEの特徴を簡単に紹介してきました。落ち着いたサイトを演出するフォント設定やアイコン、背景画像のおかげで、苦労せず和テイストなサイトに仕上げることができるでしょう。

また、柔軟なレイアウトで投稿を一覧できるLTG Media Postsウィジェットもサイト制作の強力な武器になるでしょう。

和風かどうかに関係なく、落ち着いた雰囲気の企業サイトを構築するのにも適していると思います。ピンときた方は、ぜひお試しください。


「検索意図に合ったページが上位表示される」とは?

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狙ったキーワードで上位表示できないとき、自分が作ったページが検索意図に合致しているのか検討してみましょう。

検索意図とは、どのような意図でキーワードを入力したのか、です。

【参考】検索意図とは? | ミエルカブログ

簡単に言えば、何かを購入するためなのか、何かを知りたいだけなのか、それによって求めるページが異なります。

検索エンジンが「このキーワードは、何かを購入するために入力された」と考えるなら、通販サイトなどが上位表示されるでしょう。

また、「何かを知りたいのだ」と考えるなら、作り方や使い方などの情報を提供するページが上位表示されるはずです。

「お米」と「ハンバーグ」で学ぶ検索意図

たとえば、「お米」と「ハンバーグ」というキーワードを考えてみましょう。どちらも食品に関するキーワードです。検索結果もアマゾンや楽天の店舗が上位表示されそうなイメージですが、実際は違います。

「お米」で検索すると通販サイトが並ぶ

「お米」で検索すると、楽天、アマゾン、イトーヨーカドー、LOHACO、ヨドバシ.comなど、お米を購入できる通販サイトがズラッと並びます。これは、「お米」というキーワードに対して「お米を購入したい」という検索意図が優先されていることを示します。(気のせいかもしれませんが)

確かにお米は重いので通販で購入して配送してもらいたいと思う方も少なくないでしょう。その検索意図を反映して通販サイトがズラッと表示されているのだとしたら、その思想にページの作り方を合わせた方が良いですよね。

「ハンバーグ」で検索するとレシピが並ぶ

一方、「ハンバーグ」はどうでしょうか。どのような検索意図だと思いますか?確かに、そう考えると「ハンバーグを購入したい」よりも「ハンバーグを食べたい」とか「ハンバーグを作りたい」と思っている人の方が多いような気がしませんか?

実際に「ハンバーグ」で検索すると、ハンバーグのレシピ(作り方)サイトや、食べログの「ステーキ・ハンバーグのお店」などが上位表示されます。

楽天もアマゾンも上位には見つかりませんでした。これは非常に面白い例です。強力なドメインであっても検索意図に合致しなければ上位表示されないとも言えます。

狙ったキーワードの検索意図を理解しよう

この「お米」と「ハンバーグ」から学ぶことは、狙ったキーワードでページを作ってSEO対策する場合、検索意図の理解が重要だということです。

まずは、狙ったキーワードの検索結果を見て、どのような検索意図に対するページが上位表示されているかの分析が必要です。

購入したいのか、情報を知りたいのか、その検索意図に合わせた内容でページをまとめた方が上位表示を期待できることは言うまでもありません。

狙ったキーワードについて長文を書くだけでもSEO対策できるかもしれませんが、うまくいかないときはページの内容が検索意図に合致しているのか振り返ってみましょう。

BingのSEO対策、無視して大丈夫?

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SEO対策といえばGoogle向け。シェアが1割に満たないと言われるBingは気にする必要なし。私も長い間そう思ってきましたが、どうやらBingSEO対策もした方が良さそうな時代になったのかもしれません。

BingのSEO対策を無視できない理由

Bingのシェアは圧倒的に低いけど…

StatCounterの調査によると現状(2018年6月現在)で、検索エンジンのシェアはGoogleが90%超と圧倒的。Bingは3%です。

検索エンジンのシェアはGoogleが圧倒的

検索エンジンのシェアはGoogleが圧倒的

【参考】Search Engine Market Share | StatCounter

これだけ見るとGoogleだけに最適化すればSEO対策は大丈夫な数字ですよね。

Windows 10の「Edge」ではBingがデフォルトなので…

低シェアのBingを無視できない理由はWindows 10です。Windows 10 に組み込まれたブラウザ「Microsoft Edge」ではデフォルトの検索エンジンがBingに設定されています。

もちろん、Google検索に使い慣れている方はBingからGoogleに変更するのでしょうが、逆に言えば慣れていない方は手間をかけて変更する必要もないので、そのままBingで検索している方も少なくありません。

パソコンを買ったばかりの初心者や高齢のWindowsユーザーはBingからGoogleに変更するのも面倒ですし、変更することに大きなメリットを感じていない方もいるので、日常的にBingで検索している方もいます。

実際、年齢が上がるにつれてBingのシェアが高くなるというデータもあります。

Yahoo!・Google・bingの検索シェア〜2017年上半期

つまり、PC操作に慣れていない方や高齢者向けのサービスを展開する方にとっては、Bing向けのSEO対策も無視できません。むしろ、多くのウェブマスターがBing向けのSEO対策を行っていないなら、チャンスとも言えます。

BingのSEO対策とは

BingのSEO対策は今がチャンスとはいえ、Bingだけに効く特殊なテクニックがあるわけではなく、いくつかのタグを意識してユーザーに役立つコンテンツを作るのが最高のSEO対策になるのは違いありません。

Bingウェブマスターツールに登録

強いて違いを言えば、Bingウェブマスターツールに登録することでしょうか。こちらからサイトマップを送信して迅速にクロールしてもらったり、各種統計情報も参照できます。

「SEOレポート」では、現状のサイトの具体的な問題を教えてくれます。

Bingウェブマスターツールの「SEOレポート」

Bingウェブマスターツールの「SEOレポート」

Bingウェブマスターツールに登録したらBingでの検索順位が上がったという話もあります。都市伝説の一種かもしれませんが、登録して損はないでしょう。

BingのSEOガイドライン

BingのSEOについて書かれたガイドラインも役立ちます。以下のページです。

【参考】Webmaster Guidelines - Bing Webmaster Tools

英語ですが次のようなガイドラインが示されているので参考にしてください。

  • 広告やアフィリエイトばかりのサイトは検索順位が上がらない
  • 被リンクを購入して急激に増やすと検索結果から消えることも
  • SNSはランキングに影響する

「On-Page」セクションにページの作り方も説明されています。基本的には一般的なSEO対策と同じですが、「画像のaltを設定する」のような細かい点も書かれているので参考にしてください。Bingでは画像のalt属性が設定されていないとマイナスになるのでは?と推測できます。

その他、「On-Page」セクション(ページの書き方)には次のような点が指摘されています。

  • ページタイトルは65文字くらいで
  • 冒頭に160文字くらいで内容の説明(リード)を書く
  • h1、h2…を使ってページ内の構造を示す
  • h1はページ内に1つだけにする
  • 画像にALT属性を設定する
  • 本文にキーワードを使う(バリエーションも含む)
  • リンク文字にキーワードを使う(内部対策として)
  • キーワードを発掘してユーザーが求めているコンテンツを提供する
  • コンテンツをFlashやJavaScript内に収めないこと

また、ペナルティを受ける行為も紹介されています。

  • クローキング(ユーザーとBingで違うページを見せること)
  • リンク購入などで人為的に被リンクを増やす行為
  • 重複コンテンツ
  • キーワードの詰め込み

Bing特有というわけではありませんが注意が必要です。

結局はBingのSEO対策といってもGoogle向けの対策と変わりないのかもしれませんが、検索順位チェックなどの面でBingも無視できない時代になりつつあります。ライバルが少ないうちに、Bingの検索順位アップも意識していきましょう。

プラグインが原因のWarningやNoticeを非表示にしたいとき

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WordPressをPHP 7にバージョンアップしたときなど、さまざまなタイミングでプラグインやテーマから軽いエラー(WarningやNotice)が表示されることがあります。画面が真っ白(HTTP 500 エラー)になるほど重大ではありませんが目障りですよね。

プラグインが原因のWarningが表示される

プラグインが原因のWarningが表示される

エラーメッセージはこんな感じです。これを見ると原因のプラグインやテーマがわかります。この例ではwordpress ping optimizerプラグインの問題のようです。

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/…略…/wp-content/plugins/wordpress-ping-optimizer/cbnet-ping-optimizer.php on line 533

wp-config.phpで「define ('WP_DEBUG', false);」にしたり、いろいろやっても消えない場合、プラグイン本体を修正したくなりますが、プラグイン本体の修正はあまりおすすめできません。アップデートしたら元に戻ってしまうかもしれないので。

そんなときはFree Customizeプラグインのように、アップデートしなくて済むカスタマイズ用のプラグインを使って、エラーメッセージを非表示にする方法があります。具体的には上記のプラグインをインストールして、PHPファイル(free-customize.php)に次のようなコードを入力します。

error_reporting(0);

入力したイメージは次のようになります。

コードの入力イメージ

コードの入力イメージ

これにより、エラーメッセージが消えます。

エラーメッセージが消える

エラーメッセージが消える

error_reportingは画面に表示するエラーメッセージのレベルを設定するPHPの関数です。「error_reporting(0);」はエラーメッセージを一切表示しない設定です。

WordPressのキャッシュとブラウザのキャッシュの違い、正しく理解していますか?

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「WordPressにキャッシュを導入すると表示速度が速くなる」とか「キャッシュをクリアしないとCSSカスタマイズが反映されない」など、さまざまな場面で「キャッシュ」というキーワードが登場します。

「キャッシュ=高速化の技術」というイメージで間違いありませんが、どうやらWordPressのキャッシュとブラウザ(ChromeやSafariなど)のキャッシュを混同している方もいるようです。これを機に正しく理解しておきましょう。

WordPressを高速化する「キャッシュ」とは

ページの表示速度を上げる「キャッシュ」

キャッシュとはページの表示速度を上げる仕組みのことで、WordPress以外のサイトでも使われます。ご存じかもしれませんがインターネットで閲覧したさまざまなホームページのデータはキャッシュ(ファイル)としてPC内に保存されています。同じページにもう一度アクセスしたときにキャッシュが表示され、ページの表示速度が上がる仕組みです。

キャッシュによってページ表示が高速化される仕組み

キャッシュによってページ表示が高速化される仕組み

あるページへの初回アクセス時と2回目以降のアクセス時について図解すると次のようになります。

キャッシュで表示速度が上がる仕組み

キャッシュで表示速度が上がる仕組み

初回アクセス時はページデータのダウンロードに時間がかかるので表示速度が遅く感じるかもしれませんが、ダウンロードしたデータをキャッシュとしてPCに保存しておくことで、2回目以降の表示が高速になります。

キャッシュに存在するデータはダウンロードする必要がないからです。

WordPressのキャッシュとブラウザのキャッシュ

ややこしいのは、WordPressのキャッシュとブラウザのキャッシュが別物だということです。上記の図のようにブラウザのキャッシュはPC内に保存されますが、WordPressのキャッシュはサーバーに保存されます。

WordPressのキャッシュとブラウザのキャッシュ

WordPressのキャッシュとブラウザのキャッシュ

ちなみに、具体的な保存先フォルダはプラグインやブラウザによって異なりますが、たとえばWordPressのキャッシュは「wp-content/cache」、ブラウザのキャッシュは「
C:/Users/ユーザー名/AppData/Local/Google/Chrome/User Data/Profile 1/Cache」のようなフォルダです。

そもそも、ブラウザのキャッシュはWordPressに限らずWebページの表示を速くする技術ですが、WordPressのキャッシュはWordPressサイトの表示を速くする技術です。

ページの表示速度を速くするという大きな目的は同じですが、保存場所も違えば技術的な仕組みも異なります。

この違いを理解していないと「キャッシュをクリアしたのに変更が反映されない」で長い時間悩むことになります。

以下、それぞれのキャッシュの仕組みを説明していきます。

キャッシュが必要になる理由

ページが表示される仕組み

WordPressのキャッシュを理解するため、WordPressサイトを閲覧する場面をイメージしてみましょう。PCからアクセスしたWordPressのページが画面に表示されるまでの流れは次のようになります。

PCにページが表示されるまでの流れ

画面にページが表示されるまでの流れ

単純にブラウザにURLを入力すれば画面にページが表示されるだけのイメージかもしれませんが、その裏では4つのステップが動いています。

PCにページが表示されるまでの流れ
  1. サイトにアクセスする --- ブラウザのアドレスバーにURLを入力
  2. ページを組み立てる --- 表示するページをサーバー内で組み立てる
  3. ページをダウンロードする --- 完成したページをPCにダウンロード
  4. PCにページが表示される

ページの表示速度を上げるには?

ページを見るだけなら裏の動きを意識する必要はありませんが、「ページの表示速度を上げたい!」と思うなら、どの部分がネックになのか理解する必要があります。上記の4つのステップで言えば、(2)のページの組み立てと(3)のページのダウンロードが速度低下の原因になります。

ページの表示が遅くなる原因

ページの表示が遅くなる原因

ページの組み立てステップ(2)では、表示するページの組み立てが行われます。システムによってプログラムが実行され、データベースとの通信が行われます。これらの作業に時間がかかるため、ページの表示速度の足を引っ張る(ボトルネック)原因になります。

「WordPressは遅い」とか「WordPressは重い」と言われるのはそのためです。これは、WordPressがHTMLベースのWebサイトではなく、裏で膨大なプログラムが動くシステムであることの宿命です。

ページのダウンロードステップ(3)では、閲覧するページを構成するHTML、画像、CSS、JavaScriptなどさまざまなファイルをダウンロードします。言うまでもなく、これらのファイルをダウンロードするのに時間がかかり、ページの表示速度を低下させる原因になります。

ダウンロードに時間がかかるのはネットワークの問題かもしれませんが、急にネットワーク回線を太くすることはできないでしょうから、別の解決策が必要になります。

ページの表示速度を改善する「キャッシュ」

「時間がかかる」の問題を解決するのがキャッシュです。WordPressのキャッシュ、ブラウザのキャッシュ共に表示速度を上げる点では同じ考え方ですが仕組みが異なります。

ページの組み立てを省略するWordPressキャッシュ

ステップ(2)のページの作成時間の問題を解決するのがWordPressのキャッシュです。その発想は「事前にページを作成しておけば?」というものです。

事前にページを組み立ておくWordPressキャッシュ

事前にページを組み立ておくWordPressキャッシュ

アクセスするたびにページを組み立てるのではなく、事前にページを組み立てておけば、ステップ(2)のリアルタイムでのページ作成にかかる時間を省けます。

動作イメージは次のようになります。

WordPressキャッシュの動作イメージ

WordPressキャッシュの動作イメージ

初回のアクセス時、または事前にページを作成してキャッシュとして保存しておき、2回目以降のアクセス時はキャッシュを見せるという仕組みです。キャッシュを参照させる2回目以降のアクセス時に表示速度が速くなります。

作成されたWordPressキャッシュはサーバー内に保存されることに注意が必要です。

サーバー内に保存されるWordPressのキャッシュは膨大なファイル数になる場合があるため、WordPressサイトの引っ越し(サーバー移転)がうまくいかない原因にもなります。

キャッシュを使ったサイトの引っ越しがうまくいかないときは移転前にWordPressのキャッシュをクリアしましょう。

仕組みは少し複雑だったかもしれませんが、WordPressではこうした仕組みを理解する必要はなく、WP Fastest Cache、WP Super Cache、W3 Total Cacheのようなキャッシュ系のプラグインをインストールすれば済みます。

キャッシュ系のプラグインをインストールするだけでページ表示が速くなるのは、このような仕組みのためです。

ダウンロードの手間を省くブラウザキャッシュ

ページ表示の4ステップのうち、もう1つ時間のかかるダウンロードステップについてはブラウザキャッシュが担当します。

当記事の冒頭で説明しましたが、その発想は「内容が同じなら毎回ダウンロードする必要ない」というものです。必要なページだけをダウンロードすれば良いという考え方です。

動作イメージは次のようになります。

ブラウザキャッシュの動作イメージ

ブラウザキャッシュの動作イメージ

初回アクセス時にダウンロードしたページはキャッシュとして保存し、次回からは必要なページのみをダウンロードする仕組みです。必要なページとは、内容が変更されたページや、キャッシュの有効期限が切れたページです。

これにより、膨大なファイルを毎回ダウンロードする必要ないのでページ表示の高速化が期待できます。

「キャッシュのクリア」は別々に行う必要が

キャッシュの仕組みとメリットは理解できたでしょうか。メリットがあればデメリットもあります。それは、「更新が反映されない」です。

キャッシュのデメリット(変更が反映されない)

キャッシュのデメリット(変更が反映されない)

キャッシュを表示すれば速度は速くなりますすが、最新版に変更されたページがいつまでも反映されない場合もあります。これにより、サイト制作時に「CSSを修正したのに反映されない」でイライラすることになります。

その場合、2つのキャッシュをクリアして最新版を反映させる必要があります。

WordPressのキャッシュのクリア

WordPressのキャッシュのクリアはWordPressダッシュボードの各プラグインのメニューから行います。たとえば、WP Fastest Cacheプラグインではアドミンバーの「Clear Cache」メニューなどを使います。

WordPressキャッシュのクリア

WordPressキャッシュのクリア

ページのキャッシュだけをクリアするのかCSSなども含めてクリアするのかプラグインによって機能や操作が異なるので注意してください。

投稿や固定ページを公開したり更新するたびに手動でキャッシュをクリアするのは面倒なので、キャッシュ系のプラグインにはタイミングによって自動でキャッシュをクリアするオプションがあります。

たとえば、WP Super Cacheプラグインでは「投稿や固定ページの公開、または更新時にすべてのキャッシュファイルをクリア」というオプションがあります。

キャッシュの自動クリア

キャッシュの自動クリア

WordPressのキャッシュで注意が必要なのはレンタルサーバーのキャッシュ(WordPress高速化)機能です。一部のレンタルサーバーでは「WordPressが高速に動作する!」をセールスポイントにしているため、最初からサーバー側でキャッシュ機能が有効になっている場合があります。

これは親切な機能かもしれませんが、CSSの修正を急いでいる制作者にとっては頭を悩ませる原因にもなります。

上記のようなダッシュボードのメニューでWordPressのキャッシュをクリアしたり、ブラウザキャッシュをクリアしても状況が変わらない場合、レンタルサーバーの高速化機能(サーバー側でのキャッシュ)が有効になっていないかチェックしましょう。

ブラウザのキャッシュのクリア

使用中のPCに保存されたブラウザのキャッシュをクリアするにはブラウザのメニューを使います。たとえば、Google Chromeの場合は画面右上のメニューから「履歴」‐「履歴」メニューを選択します。

「履歴」‐「履歴」メニューを開く

「履歴」‐「履歴」メニューを開く

「閲覧履歴データを消去する」を選択します。

「閲覧履歴データを消去する」を選択

「閲覧履歴データを消去する」を選択

削除する対象期間を選び、削除するデータ(画像とファイルなど)を選び、「キャッシュの消去」をクリックします。

キャッシュ(閲覧履歴)の消去

キャッシュ(閲覧履歴)の消去

「パスワード」など、クリアしたくないアイテムはチェックしないように注意してください。

これでブラウザのキャッシュが削除され、最新のページがダウンロードされるのでCSSの変更なども反映されるはずです。

常に2つのキャッシュを削除する必要はありませんが、CSSの変更やページの変更が反映されず、原因もわからない場合は両方のキャッシュをクリアしてみましょう。

まとめ

WordPressのキャッシュとブラウザのキャッシュ、同じ名前で同じような仕組みでありながら、全く違う技術だということは理解できたでしょうか。特に、保存先が違うのでクリアは別々に行う必要があります。そこを勘違いしているといつまで経ってもキャッシュがクリアされずにイライラします。ご注意ください。

Contact Form 7からのメールにページタイトルを自動入力する

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Contact Form 7から送信するメールにページのタイトルを入れたいこともあります。

たとえば、ブログ記事の下に設置した問い合わせフォームです。どのページから送信されたメールなのか判断するためにページのタイトルが入ってくれば便利です。

どの記事への質問なのか、どの物件への問い合わせなのか知ることもできます。

どのページからの問い合わせなのか知りたい

どのページからの問い合わせなのか知りたい

とはいえ、お客様にページのタイトルを入れてもらうのは現実的ではありません。自動でメールに入力されれば助かりますよね。

そんなときはContact Form 7で使える特別なメールタグが役立ちます。

たとえば、[_post_title]にはページのタイトルが入ってきます。また、[_post_url]はページのURLです。

これらのメールタグをコンタクトフォームの設定画面に入力すれば、どのページから送信されたメールなのか知ることができます。

たとえば、「メッセージ本文」を次のように組み立てます。

差出人: [your-name] <[your-email]>

問い合わせ元のページ:[_post_title]
URL:[_post_url]

メッセージ本文:
[your-message]

これにより、送信されるメールにページタイトルやURLが入ってきます。

メール本文にページタイトルやURLが入ってくる

メール本文にページタイトルやURLが入ってくる

これで、どのページから送信されたメールなのか知ることができます。どの記事の感想なのか、どの物件への問い合わせなのか、さまざまなケースで役立ちます。

Contact Form 7で使える特別なメールタグについて詳しくは以下のページも参考にしてください。

【参考】特別なメールタグ | Contact Form 7 [日本語]

All-in-One WP Migrationでサイト移転に失敗する原因

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WordPressサイトの移転にはAll-in-One WP Migrationプラグインが便利だというのは有名ですが、100%万全ではなくサイト移転が失敗することもあります。ここでは、主な失敗原因を紹介します。

ファイル名が日本語の画像を含むサイトの移転

移転元のサイトにファイル名が日本語の画像(例:ヘッダー画像.jpgなど)があると、エクスポート時に画像のファイル名が文字化けしたり、意図しない名前に変わったりするため、移転先でインポートしても画像が表示されないでしょう。

サンプル.jpgが正しくインポートできていない

ファイル名が日本語の画像のインポートに失敗している

チェックが不十分だと…

この点は要注意です。特に、ファイル名が日本語の画像が数枚しか含まれない場合、移転に失敗したことに気づくのが遅れます。最悪の場合、チェックが不十分で「移転は成功!」と思って古いサーバーのデータを削除した後に「あの画像が表示されない!」に気づくことになると…

いやー、怖いですね。ご注意ください。

画像ファイル名が文字化けしていることに気づいたら、改めて移転元の画像フォルダ(wp-content/uploads)のみFTPソフトでダウンロードして移転先のサーバーにアップロードするなど手動での対応が必要です。

FTPソフトでも日本語ファイル名が文字化けする場合があるので、この点は入念な確認が必要です。

名前が日本語のファイルが存在する理由

名前が日本語のファイルが存在する理由はWP Multibyte Patchプラグインが無効になっていることが考えられます。

WP Multibyte Patchが有効化されていない

WP Multibyte Patchが有効化されていないと…

この状態でファイル名が日本語の画像をアップロードすると、日本語ファイル名のまま保存されてしまいます。

ファイル名が日本語のまま

ファイル名が日本語のまま

表示には問題ないので気づかないかもしれませんが、エクスポートしたファイル名が文字化けするなど、サイト移転時に問題が起きる場合があります。

WP Multibyte Patchプラグインを有効化しておけば、ファイル名が日本語の場合は次のように問題のないファイル名に変換されます。

無難なファイル名に変換される

無難なファイル名に変換される

ちなみに、無効だったWP Multibyte Patchプラグインを有効化したからといって、サイト内の日本語ファイル名が変更されるわけではありません。ご注意ください。

WordPressでWP Multibyte Patchプラグインが絶対に必須というのはこのような意味です。忘れずに有効化してください。

移転先のサイトにログインできない

「移転先のサイトにログインできない!」はAll-in-One WP Migrationによる引っ越しでよくある質問ですが答えは簡単です。

ログインするには移転元のサイトのユーザー情報を使う必要があります。移転先のサイトをインストールするときに使ったユーザー情報はサイトインポートによって上書きされるためです。

インポート完了後のサイトには
  • インポート前のユーザー情報ではログインできません
  • インポートしたサイトのユーザー情報でログインします

この点、勘違いしている方が非常に多いので注意してください。

インポートによってユーザー情報を含めて全く同じ内容になったということです。

PHPバージョンの異なるサーバー間での移転

All-in-One WP Migrationの問題ではありませんが、移転元、移転先でPHPのバージョンが違うと移転に失敗する場合があります。たとえば、次のようなケースです。

移転が失敗する例
  • 移転元がPHP 7で移転先がPHP 5の場合
  • 移転元がPHP 5で移転先がPHP 7の場合

PHP 5とPHP 7では言語仕様が異なる部分があるので、移転前後のサーバーでPHPのバージョンが異なると、移転が失敗、または移転後のサイトで不具合が生じる場合があります。

よくあるケースとしてPHP 5で稼働させていたWordPressが劇的に遅いため、PHP 7ベースのエックスサーバーに乗り換えて高速化を図る場合です。

今まで問題なく動いていた機能がPHP 7では動作しなくなるかもしれないので、移転後にサイトが表示されなくなる場合があります。

無料版で移転できるのは500Mまで

無料版のAll-in-One WP Migrationでは、サイズが500Mを超えるサイトはインポートできません。有料の拡張プラグインを購入するか、エクスポートする前に大きなファイルは削除しておきましょう。

たとえば、BackWPupで毎日自動バックアップしている場合、バックアップファイルも含めてエクスポートされてしまいます。

無料版で移転させたい場合はできるだけ不要なファイルを削除して500M以下にする必要があります。

インポートの容量制限を解除するAll in One WP Migration Unlimited Extensionプラグインについて詳しくは以下のページも参考にしてください。

All in One WP Migration Unlimited Extension

マルチサイトの移転には拡張プラグインが必要

無料版のAll-in-One WP Migrationはマルチサイトに対応していないため、マルチサイトの子サイトを移転したり、新たなサイトを子サイトとしてインポートしたい場合、有料の拡張プラグイン(All in One WP Migration Multisite Extension)が必要です。

All in One WP Migration Multisite Extension

ちなみに、このプラグインを購入すれば500Mの容量制限もなくなります。

サイト移転で困ったときはご相談ください

All-in-One WP Migrationプラグインを使うと簡単にサイト移転できるのは間違いありませんが、失敗するケースもあります。また、ドメインの設定変更など、All-in-One WP Migrationプラグイン以外の原因でつまづく場合もあります。

そんなわけで、サイトの引っ越しは業者に任せた方が何かと安心です。

西沢直木のIT講座でもWordPressの引っ越しを何件も代行しておりますので、気軽にご相談ください。WordPressメールサポートで対応いたします。

WordPressにLPを追加できるプラグイン「Danganページビルダー」

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WordPressLP(ランディングページ)を追加したいというニーズは多いですが「難しそう」とか「センスがないので作れない」と悩んでいる方も多いと思います。そんな方におすすめしたいプラグインが「Danganページビルダー」です。

次のようなランディングページを組み立てることができます。

LPサンプル(画像ヘッダー)

画像ヘッダー
サンプルはこちら

商品販売

商品販売ページ
サンプルはこちら

上記サンプルページ内の画像は別途作成する必要があります。

以下、Danganページビルダーのおすすめポイントを紹介していきます。

LP作成プラグイン「Danganページビルダー」の特徴

Danganページビルダーは簡単操作でWordPressサイトにLPを追加できるプラグインです。特徴はこんな感じです。

LP作成プラグイン「Danganページビルダー」の特徴
  • テーマを変えずにLPを追加できる
  • メニューを操作してLPを作成できる
  • 文字ベースのLPを作成できる

テーマを変えずにLPを作成できるので便利です。数ページのLPを作るためだけにテーマを変えるのは現実的ではありません。Danganページビルダーはプラグインなので現状のサイトデザインに影響を与えずにLPを追加できます。

メニューを操作してLPを作成できるのが大きなメリットです。LP作成ではデザイン調整も重要です。通常はCSS作成のような難しい作業に時間がかかってしまうかもしれませんが、メニュー操作でページを組み立てるDanganページビルダーでは楽しみながらLPを作成できるでしょう。

文字ベースのLPを作成できるのは隠れたメリットです。本格的なLPではほとんどが画像のページになってしまうかもしれませんが、Danganページビルダーで作成するLPは文字が中心なので微調整しやすく、SEOにも問題ないでしょう。

以下、Danganページビルダーの具体的な特徴を簡単に紹介していきます。

LPの定番パーツを簡単に組み込める

LPの定番パーツ、いくつかありますよね。大きな見出しや目立つボタン、マルチカラムのブロックなど。そんなお約束のパーツをページに差し込むように簡単に追加できます。

LPの定番パーツを差し込める

LPの定番パーツを差し込める

その他、次のようなパーツを追加できます。

ページに追加できるパーツ
  • ヘッドライン --- ページのヘッダーなどに
  • 見出し --- LPにお約束の全幅の見出し
  • 文章 --- エディタで自由に編集できる
  • グリッド --- 任意の幅で分割できるブロック
  • 動画
  • ブレット --- スタイル付の箇条書き
  • 商品販売 --- 商品画像・価格・購入ボタン
  • 登録フォーム
  • お客様の声 --- お客様の画像・肩書き・感想
  • プロフィール --- 作者プロフィール(画像・説明文)
  • スライドショー
  • HTML --- 任意のHTML
  • ポップアップ --- 一定時間で表示されるフォーム(メルマガ登録などに)
  • 共通ヘッダー・フッター --- 必要な場合に(初期設定では非表示)

これらのパーツについて次のようなシンプルなメニューで文章を入力したり、オプションを選択するだけで完成します。

LPパーツの設定メニュー(ヘッドラインの例)

LPパーツの設定メニュー(ヘッドラインの例)

ここまでシンプルなメニューでランディングページが完成するのはビックリです。

作り方で悩むことなく、内容の構想を練るのに時間をかけられるので、LPを自作する方には理想的なプラグインといえるでしょう。

インパクトのある見出しもアイデア次第

見出しは2行(見出し1・見出し2)入力できます。文字サイズを変えたり強調表示したり背景色を付けたりと、アイデア次第で魅力的な見出しを演出できます。

目を引く見出しに仕上げて集客効果をアップしましょう。

見出しの活用例(2行・背景色)

見出しの活用例

お客様の声で集客効果をアップ

サイトからの集客に役立つ「お客様の声」も画像を選んだり文章を入力するだけで簡単にレイアウトできます。

お客様の声のレイアウトも簡単

お客様の声のレイアウトも簡単

ちなみに、お客様の声の入力フォームはこんな感じです。入力していくと上記のようなレイアウトで表示されます。

お客様の声の入力フォーム

お客様の声の入力フォーム

メルマガ登録に使えるポップアップ

一定時間でポップアップするフォーム、よく見かけますよね。メルマガ登録などを促すフォームでよく見かけますが、そんなポップアップも簡単に追加できます。

ポップアップの追加(メルマガ登録フォームなどに便利)

ポップアップの追加(メルマガ登録フォームなどに便利)

ポップアップの表示/非表示の切り替えや表示するまでの秒数などはメニューで設定できます。

ポップアップの設定

ポップアップの設定

ポップアップの動作イメージは以下のページも参考にしてください。

LPサンプル(ポップアップ表示)

商品販売セクションも簡単

商品販売やサービス申し込みのためのセクションも簡単に作成できます。

商品販売セクション

商品販売セクション

ここまでに紹介してきた各パーツと組み合わせることで効果的なランディングページに仕上げることがでるでしょう。

動作イメージは以下のページも参考にしてください。

LPサンプル(商品販売)

箇条書きも文字を入力するだけ

箇条書きの作成も簡単です。ulやliなどのHTMLタグや、ビジュアルエディタの箇条書き作成ボタンを意識する必要はありません。前後の説明文と箇条書きの項目を入力するだけです。

箇条書きの作成も簡単

箇条書きの作成も簡単

情報をコンパクトに見せるマルチカラムも簡単

上から下への単調なレイアウトに変化を付けるマルチカラム。おなじみの2列、3列などの横並びグリッドも追加できます。商品やサービスの各種オプションを横並びでコンパクトにレイアウトできるでしょう。

マルチカラムも簡単に作成できる

マルチカラムも簡単に作成できる

各パーツのスタイルは選ぶだけ

見出しやヘッドライン、箇条書きなど各パーツのスタイルは何パターンか用意されており、基本的には好きな色合いから選ぶだけです。

見出しのスタイル例(フラット・青)

見出しのスタイル例(フラット・青)

見出しのスタイル例(テクスチャ・赤)

見出しのスタイル例(テクスチャ・赤)

全LP共通のヘッダー・フッターもワンタッチ

初期設定ではLPのヘッダー・フッターは非表示になっていますが、全LP共通のヘッダーやフッターを作成しておき、表示/非表示を切り替えることもできます。

共通ヘッダー・共通フッターの表示設定

共通ヘッダー・共通フッターの表示設定

まとめ

以上、WordPressにランディングページを追加できるプラグイン「Danganページビルダー」の概要を紹介しました。使ってみての感想は「これは便利!」です。オプションを選んで文字を入力したり画像をアップしていけばLPが完成!自作できるので作成後に微調整もできて便利です。こんな便利なプラグイン、使わない手はありませんよ!LP作成で苦労したくなければ、ぜひ、お試しください。

購入してみて使い方がよくわからないときはWordPress個別サポートで対応します。気軽にご相談ください。


お名前.comやムームードメインで取得したドメインをエックスサーバーで使う設定

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お名前.comやムームードメインで取得したドメインをエックスサーバーで使うにはネームサーバーの変更とドメインの追加が必要です。

ネームサーバーの変更はホームページの設置先がエックスサーバーに変わることをお知らせする作業です。独自ドメインを取得した業者(お名前.comやムームードメインなど)の管理画面で行います。

ドメインの追加はエックスサーバー内で使うドメインを登録する作業です。エックスサーバーのサーバーパネルで行います。

以下、ネームサーバーの変更とドメインの追加方法を説明します。

ネームサーバーをエックスサーバーに変更する

ドメインをお名前.comで取得した場合とムームードメインで取得した場合で操作画面が異なるので別々に説明します。

ドメインをお名前.comで取得した場合

「お名前.com Navi」の「ドメイン」メニューから、エックスサーバーで使いたいドメインのネームサーバー欄をクリックします。

設定するドメインのネームサーバー欄をクリック

設定するドメインのネームサーバー欄をクリック

現在のネームサーバーの状態に応じて「初期設定」や「その他」などと表示されています。

「ネームサーバーの選択」で「その他」をクリックします。

外部のネームサーバーを設定

外部のネームサーバーを設定

「その他のネームサーバーを使う」をクリックしてネームサーバーを入力しますが、枠が3つしかないので「+」をクリックして枠を5つに増やします。

ネームサーバー入力枠を5つに増やす

ネームサーバー入力枠を5つに増やす

「ネームサーバー1」から「ネームサーバー5」にエックスサーバーのネームサーバーを入力します。具体的には次の5つです。

エックスサーバーのネームサーバー
  • ns1.xserver.jp
  • ns2.xserver.jp
  • ns3.xserver.jp
  • ns4.xserver.jp
  • ns5.xserver.jp

入力後のイメージは次のようになります。

ネームサーバー入力後のイメージ

ネームサーバー入力後のイメージ

入力完了後、「確認」をクリックします。

「確認」をクリック

「確認」をクリック

内容を確認して「OK」をクリックすると設定完了です。

入力内容の確認

入力内容の確認

早ければ1時間以内で反映されますが、最大で24時間から72時間かかる場合があります。

ドメインをムームードメインで取得した場合

ムームードメインの管理画面(コントロールパネル)を開いて、設定したいドメインを選択します。

設定対象のドメインを選択

設定対象のドメインを選択

「ネームサーバ設定変更」をクリックします。

「ネームサーバ設定変更」をクリック

「ネームサーバ設定変更」をクリック

「GMOペパボ以外 のネームサーバを使用する」をクリックして、「ネームサーバ1」から「ネームサーバ5」にエックスサーバーのネームサーバーを入力します。

具体的には次の5つです。

エックスサーバーのネームサーバー
  • ns1.xserver.jp
  • ns2.xserver.jp
  • ns3.xserver.jp
  • ns4.xserver.jp
  • ns5.xserver.jp

入力後のイメージは次のようになります。

ネームサーバー入力後のイメージ

ネームサーバー入力後のイメージ

入力完了後、「ネームサーバ設定変更」をクリックすると確認画面が表示されます。

ネームサーバー設定変更の確認

ネームサーバー設定変更の確認

「OK」ボタンをクリックすると設定完了です。

エックスサーバーにドメインを追加する

ネームサーバーをエックスサーバーに変更したドメイン、またはエックスサーバーで取得したドメインをエックスサーバーに追加します。

ネームサーバーをエックスサーバーに変更する前にドメイン追加することも可能ですが、仕組みがよくわからない方はひとまずネームサーバー変更後にドメインを追加すると思ってください。

ドメインを追加するため、エックスサーバーのサーバーパネルを開いて「ドメイン設定」を選択します。

サーバーパネルで「ドメイン設定」をクリック

サーバーパネルで「ドメイン設定」をクリック

「ドメイン設定の追加」をクリックします。

「ドメイン設定の追加」をクリック

「ドメイン設定の追加」をクリック

新たに追加するドメイン名(1)を入力し、「ドメイン設定の追加(確認)」(2)をクリックします。SSL対応する予定なら「無料独自SSLを利用する」(3)をチェックするとよいでしょう。

ドメイン名の入力

ドメイン名の入力

「ドメイン設定の追加(確定)」をクリックすると設定完了です。

追加するドメイン設定の確認

追加するドメイン設定の確認

独自ドメインのネームサーバーがエックスサーバーに切り替わっていない場合、無料SSLの設定に失敗する場合があります。

無料SSL設定が失敗する場合も

無料SSL設定が失敗する場合も

ドメイン追加が失敗したわけではないので、無料SSLの設定のみ、後でやり直しましょう。

設定が反映されるまでエラー画面が表示される

追加したドメインは早ければ1時間以内に有効になりますが、半日から1日かかる場合もあります。それまでは次のように「無効なURLです。プログラム設定の反映待ちである可能性があります。しばらく時間をおいて再度アクセスをお試しください。」のようなメッセージが表示されます。

追加したドメインがまだ有効になっていない

追加したドメインがまだ有効になっていない

ドメインの取得直後の場合は「アクセスしようとしているサイトを見つけられません。」のようなエラー画面が表示される場合があります。トラブルではなくタイミングの問題なので、しばらく時間をおいてアクセスし直してみてください。

アクセスしようとしているサイトを見つけられません。

ドメインが取得直後の場合に表示されるエラーメッセージ

この画面が表示されたらWordPressインストール可

追加したドメイン(例:http://example.com/)にアクセスしてみて、次のような画面(このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。)が表示されたら、ホームページ作成が可能になっています。

ホームページが作成可能になった状態

ホームページが作成可能になった状態

これもエラー画面なので紛らわしいですが、この状態になったらWordPressのインストールに進みましょう。

CSSでテーブルの幅を自動調整する(既存の設定は無効に)

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ホームページに追加したテーブル(表)のサイズ調整で困っていませんか?1つずつ修正するのは面倒ですがCSSでテーブルやセルの幅を自動調整すると手間が省けますよ。

「width: auto;」によるテーブル幅の自動調整

ビジュアルエディタで表を追加する際、画面上でサイズ調整することもあります。

テーブルの幅は調整できるが…

テーブルの幅は調整できるが…

問題は、HTMLタグにテーブルのサイズ設定(CSSのwidth)が追加されてしまうことです。サイズ設定を消してセル幅を自動調整したいと思ってもテーブルのHTMLタグを1つずつ修正していくのは面倒です。

テーブル幅のサイズ設定を消したい

テーブル幅のサイズ設定を消したい

そんなときは、CSSの「width: auto;」でセル幅を自動調整する方法があります。具体的には、次のようなCSSを子テーマのstyle.css、または「外観」-「カスタマイズ」-「追加CSS」メニューなどに入力します。

/* セル幅を自動調整 */
table, th, td {
  width: auto !important;
}

これで、既存の設定が無効になりセル幅が自動調整されます。これまでに作ったテーブルのサイズを1つずつ修正する必要がないので便利です。

セル幅が自動調整される

セル幅が自動調整される

ブラウザのインスペクタでソースコードを見ると、セルに設定されていたサイズが無効になり、自動調整の「width: auto;」が有効になっていることがわかります。

幅の自動調整が有効になっている

幅の自動調整が有効になっている

上記のCSSではサイト全体のテーブル(table)に影響するので注意してください。用途に応じて「.page-id-999 table」のように対象ページを指定するなどの工夫が必要です。

BizVektorのスマホメニューの「MENU」やアイコンを変更する方法

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BizVektorのスマホメニューのラベル「MENU」や開閉時のアイコンを変更する方法を説明します。仕上がりイメージは次のようになります。header.phpの変更が必要になるので子テーマを使うのが理想です。

スマホメニューの「MENU」やアイコンを変更する

スマホメニューの「MENU」やアイコンを変更する

「MENU」を「メニュー」に変更する

まずは、スマホメニューの「MENU」を任意の文字に変更します。

スマホメニューの「MENU」

スマホメニューの「MENU」

BizVektorのスマホメニューの「MENU」はheader.phpの84行目あたり(BizVektoバージョン1.11.5の場合)に書かれています。

<h3 …略…><span>MENU</span></h3>

この「MENU」を好きな文字に変更すれば完了です。できれば子テーマを使うことをおすすめします。

「MENU」が好きな文字(例:メニュー)に変更されます。

「MENU」が「メニュー」になる

「MENU」が「メニュー」になる

メニュー開閉時のアイコンを変更する

続いてメニューを開閉するときのアイコンです。

メニュー開閉時のアイコン

メニュー開閉時のアイコン

上記のアイコンは画像ですが、アイコン用の画像を準備するのが面倒なのでアイコンフォントを使って変更してみます。

それには、次のようなCSSを子テーマのstyle.cssまたは「外観」-「カスタマイズ」-「追加CSS」メニューなどに入力します。

/* 「MENU」のアイコンを消す */
#gMenu.itemOpen .assistive-text span,
#gMenu.itemClose .assistive-text span {
    background: none;
    padding-left: 0px;
}

/* 開閉アイコン共通設定 */
#gMenu .assistive-text span:before {
    font-family: 'FontAwesome';
    margin-right: 5px;
    font-size: 18px;
}
/* 開くときのアイコン */
#gMenu.itemClose .assistive-text span:before {
    content: '\f078';
}

/* 閉じるときのアイコン */
#gMenu.itemOpen .assistive-text span:before {
    content: '\f077';
}

4行目の「background: none;」で既存のアイコン画像を無効にしています。代わりに指定するアイコンが16行目()と21行目()です。

これにより、メニュー開閉時のアイコンが変更されます。

スマホメニュー開閉時のアイコンが変わる

スマホメニュー開閉時のアイコンが変わる

アイコンの選び方

アイコンは以下のページから選べます。

Font Awesome Icons

使いたいアイコンを見つけて、そのページを開きます。

使うアイコンのページを開く

使いたいアイコンのページを開く

Unicode(ここでは「f0ab」)をコピーします。

Unicodeをコピー

Unicodeをコピー

コピーしたコードを上記のCSSの16行目や21行目と入れ替えます。

アイコンのコードを入れ替える

アイコンのコードを入れ替える

「¥」(バックスラッシュ:スラッシュの逆のような記号)を消さないように注意してください。

スマホメニュー開閉時のアイコンが設定されます。

アイコンが変更される

アイコンが変更される

あとは試行錯誤です。よくわからなければ個別サポートにご相談ください。

WordPress個別サポート

フッター固定メニューを表示できるReally Simple Click To Call Barプラグイン

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スマホ画面のフッター固定メニューを表示したいという要望は多いです。画面がスクロールしても消えずに固定で表示されるメニューです。footer.phpを修正してフローティングメニューを表示する方法もありますが、Really Simple Click To Call Barプラグインを使うと、テンプレートを修正せずに「お問い合わせはこちら」のようなフッター固定メニューを表示することができます。

フッター固定メニューを表示したい

フッター固定メニューを表示したい

以下、Really Simple Click To Call Barプラグインの使い方を紹介します。

テンプレートをカスタマイズしてフッターにフローティングメニューを表示する方法について詳しくは以下のページも参考にしてください。

フローティングメニューをフッターに表示する

フッター固定メニューの表示

「プラグイン」‐「新規追加」メニューからReally Simple Click To Call Barプラグインをインストール、有効化します。

Really Simple Click To Call Barプラグインのインストール

Really Simple Click To Call Barプラグインのインストール

「設定」‐「Really Simple Click to Call Bar」メニューを開いてリンクの文字や色、電話番号などを設定します。

設定項目の内容
  • Enable Click to Call --- 固定メニューが表示されるようになる
  • Your Click to Call Message --- リンクの文字
  • Your Click to Call Number --- 電話番号(ハイフンの有無はどちらでも)
  • Click to Call Text Color --- リンクテキストの色
  • Click to Call Background Color --- 背景色

リンクを表示するには「Enable Click to Call」をチェックします。

設定イメージは次のようになります。

フッターメニューの設定

フッターメニューの設定

「変更を保存」ボタンをクリックすると設定完了です。これで、幅736pxまでの端末にフッター固定メニューが表示されるようになります。

フッター固定メニューが表示される

フッター固定メニューが表示される

フッター固定メニューのカスタマイズ

カスタマイズ方法はアイデア次第ですがCSSを記述してボタン風に加工することもできます。

フッター固定メニューをボタン風にカスタマイズ

フッター固定メニューをボタン風にカスタマイズ

使用したCSSは次のとおりです。子テーマのstyle.cssまたは「CSSカスタマイズ」などのメニューに入力してください。

/* フッター固定メニューのスタイル */
body #click_to_call_bar {
    width: auto;
    left: 50%;
    bottom: 5px;
    transform: translate(-50%);
    white-space: nowrap;
    padding: 0 10px;
    border: 4px double #fff;
    border-radius: 8px;
    font-weight:bold;
}

BizVektorの検索結果ページをアーカイブと同じレイアウトにする方法

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WordPressの検索ウィジェットなどから投稿をキーワード検索したときに検索結果ページが表示されます。レイアウトはテーマによって異なりますが、BizVektorの場合はタイトルの一覧になります。

表示される検索結果

表示される検索結果

アイキャッチ画像や抜粋が表示されるアーカイブのレイアウトに比べてシンプルに感じるかもしれませんが、これは検索結果ページのテンプレート(search.php)が使われるためです。

BizVektorの場合、記事一覧のテンプレートはindex.phpです。

検索結果をアーカイブと同じようなレイアウトにしたい場合、search.phpを削除する方法があります。

検索結果で使われるテンプレートの優先順位はsearch.php、index.phpの順なので、search.phpを削除すると、検索結果のテンプレートにindex.phpが使われることになります。

検索結果テンプレートのsearch.phpを削除

検索結果テンプレートのsearch.phpを削除

削除は自己責任でお願いします。いきなりファイルを削除するのが不安なときは「search---.php」のように一時的にファイル名を変更して様子をみましょう。

これで、検索結果ページとアーカイブが同じレイアウトになります。

検索結果がアーカイブと同じレイアウトになる

検索結果がアーカイブと同じレイアウトになる

BizVektorの場合、アーカイブのテンプレート(archive.php)がなく、index.phpがアーカイブのテンプレートとして使われるため、このような対応が可能ですが、他のテーマでは単純にsearch.phpを削除すれば良いとは限らないので注意してください。

使用されるテンプレートの優先順位について詳しくは以下のページも参考にしてください。

【参考】テンプレート階層 - WordPress Codex 日本語版

theadやthのないテーブルのヘッダーに背景色を設定する

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サイト内に追加する料金表などのテーブルのヘッダーに背景色を付ける場合、theadタグやthタグを目印にCSSを記述すれば簡単ですが、すべてのテーブルにtheadタグやthタグが存在するとは限りません

その場合、CSSでヘッダー行の位置(行番号)を指定すれば大丈夫ですが、セル結合されたヘッダーの場合、「ヘッダー=1行目」だと思って作業すると意図しない結果になるので注意が必要です。

ヘッダーに背景色を設定する

次のような簡単なテーブルのヘッダー(1行目)に適当な色をつけます。

背景色を設定したい

背景色を設定したい

1行目に背景色を付けるCSSは次のようになります。

table tr:nth-of-type(1) {
    background-color: #bcbcbc;
}

ヘッダー部分に背景色が付きます。

背景色が設定される

背景色が設定される

CSSのポイントは「1行目」の書き方です。

HTMLタグの構成を見ると1行目はtableタグの中で1番目の要素(trタグ)になっています。1番目の書き方はいくつかありますが、ここでは何番目の要素なのかを指定できる「nth-of-type」を使って「nth-of-type(1)」としています。

つまり、「tr:nth-of-type(1)」で1行目ということです。

これにより、1行目に背景色を付けることができます。

セル結合されたヘッダーの場合

ヘッダーはセル結合することもあります。次のようなイメージです。「料金」や「コース」はセルが結合されています。

セルが結合されたテーブル

セルが結合されたテーブル

このテーブルに前述の1行目に背景色を付けるCSSを適用してみると意図しない結果になります。

背景色が不完全

背景色が不完全

これは、HTMLのソースコードを見るとわかりますが、ヘッダーの「基本料金」「延長料金」の部分が2行目だからです。2番目の「tr」だということです。

色がついていないヘッダーは2行目

色がついていないヘッダーは2行目

ですから、2行目にも背景色を付けるようにCSSを修正する必要があります。

table tr:nth-of-type(1),
table tr:nth-of-type(2) {
    background-color: #bcbcbc;
}

今度はうまくいくはずです。

2行目まで背景色が付く

2行目まで背景色が付く

CSSを簡単に書くには

このCSSで問題があるとすれば、行数が増えるとCSSの記述が面倒になることです。上記の例は2行ですが、5行、6行になると次のようなCSSになり、メンテンナスが面倒になります。

table tr:nth-of-type(1),
table tr:nth-of-type(2),
table tr:nth-of-type(3),
table tr:nth-of-type(4),
table tr:nth-of-type(5),
table tr:nth-of-type(6),
...略...

できれば「1行目から6行目」などを簡単に指定できた方が便利です。その場合、「何番目まで」をまとめて書く方法があります。たとえば、「2番目まで」は次のようになります。

table tr:nth-of-type(-n + 2) {
    background-color: #bcbcbc;
}

これで2行目までのヘッダーに背景色が付きます。

2行目まで背景色が付く

2行目まで背景色が付く

不思議な書き方に思えるかもしれませんが使いこなすと便利です。

「何番目から」などを含めて、その他の書き方は以下のページも参考にしてください。

【参考】CSSで何番目・偶数奇数・何番目以降・最初最後などを指定する擬似クラス

メディアライブラリを使ってサイト内で画像検索できるようにする

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サイト内に蓄積したメディアライブラリの画像をキーワード検索できたら面白いかもしれませんよね。たとえば、「カフェ」で検索すると、タイトルやキャプション、説明に「カフェ」と入力されている画像が表示される仕組みです。

サイト内で画像検索

サイト内で画像検索したい

言うまでもありませんが、これらの画像はメディアライブラリに登録されています。

メディアライブラリを検索したい

画像はメディアライブラリに登録されている

ところが、おなじみの検索フォームでは、画像がキーワード検索でヒットしません。

メディアライブラリが検索にヒットしない

メディアライブラリが検索にヒットしない

これは、メディアライブラリが検索対象になっていないからです。

メディアライブラリを検索対象にするには、Search Everythingプラグインを使う方法があります。以下、手順を紹介します。

Search Everythingプラグインによる画像検索

「プラグイン」‐「新規追加」メニューからSearch Everythingプラグインをインストール、有効化します。

Search Everythingプラグインのインストール

Search Everythingプラグインのインストール

「設定」‐「Search Everything」メニューで検索設定します。

ここではメディアライブラリを検索対象にしたいので、「すべてのメディア (アップロードファイル) を検索」をチェックします。

メディアライブラリを検索対象に

メディアライブラリを検索対象に

「Save Changes」ボタンをクリックすると設定完了です。

これで、メディアライブラリが検索対象になり、画像のタイトル、キャプション、説明に入力された文字を基準にヒットするようになります。

メディアライブラリも検索結果に出てくる

メディアライブラリも検索結果に出てくる

検索結果にメディアライブラリの画像を表示

画像が検索対象になりましたが、アイキャッチ画像が表示されないので検索結果のレイアウトとしては物足りないかもしれません。

アイキャッチ画像が表示されない

アイキャッチ画像が表示されない

その場合、検索結果のテンプレート(search.phpなど)でアイキャッチ画像を表示しているコード「the_post_thumbnail();」を次のように書き換えます。

echo wp_get_attachment_image($post->ID, 'thumbnail');
この記事の例ではBizVektorのmodule_loop_post2.phpを修正していますが、他のテーマでも考え方は同じです。また、ここでは画像検索のことしか考えていませんがサイト内のアーカイブ(アイキャッチ画像の表示)と共存させるには本格的な条件分岐を記述する必要があります。十分にご注意ください。

これにより、アイキャッチ画像ではなくメディアライブラリの画像が表示されます。

メディアライブラリの画像が表示される

メディアライブラリの画像が表示される

あとは自由にレイアウトを変えれば、サイト内の画像検索っぽく見えるようになるでしょう。

サイト内で画像検索

サイト内で画像検索

画像のみを検索対象にする

本格的に画像検索を機能させるには仕上げが必要です。それは、「画像のみ」を検索対象にすることです。ここまでの手順では、投稿や固定ページなど通常の検索データに加えて「画像も」検索できるようになっています。それでも問題ありませんが、画像検索のみに特化したい場合は、次のようなコードを子テーマのfunctions.phpなどに追加します。

function my_search_filter( $query ) {
    if ( $query->is_search ) {
        $query->set( 'post_type', 'attachment' );
    }
    return $query;
}
add_filter( 'pre_get_posts', 'my_search_filter' );

上記のコードは以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

【参考】PHP - wordpressのカスタム投稿のみを検索したい|teratail

これで投稿や固定ページはヒットせず画像(メディアライブラリ)のみが検索対象になります。

画像のみを検索対象にすることで投稿や固定ページはヒットしなくなるので、実際に使うときは主旨を理解したうえでご活用ください。

WordPress 5.0をインストールして「なんじゃこりゃ!」と思ったら…

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WordPress 5.0(この記事の執筆時点ではベータ1)をインストールしてブログでも書こうと「投稿」‐「新規追加」メニューを開いた瞬間、「なんじゃこりゃ!」と思うかもしれません。そこには見慣れたエディタとは異なる風景が広がっているからです。

WordPress 5.0の投稿編集画面

WordPress 5.0の投稿編集画面

これはWordPress 5.0から新たなエディタ「Gutenberg」が導入されるためです。新エディタ「Gutenberg」はエディタというよりページビルダーのイメージで、ページ内に見出し、画像、文章など個々のパーツをブロックで差し込んでドラッグアンドドロップで順番を入れ替えたりできるようになっています。

WordPress 5.0の新エディタ「Gutenberg」

WordPress 5.0の新エディタ「Gutenberg」

初めてWordPressを使う方は別として、WordPress 4までのビジュアルエディタやテキストエディタでの作業に慣れてしまった方は、新エディタに慣れるまでは確実に作業効率が落ちるでしょう。

そんな方は、Classic Editorプラグインをインストールして昔のエディタに戻した方が安心かもしれません。

昔のエディタに戻すClassic Editorプラグイン

昔のエディタに戻すClassic Editorプラグイン

プラグインをインストール、有効化して「設定」‐「投稿設定」メニューで「Replace the Block editor with the Classic editor.」(旧エディタを使う)を選択します。

旧エディタを使う設定

旧エディタを使う設定

これで「投稿」‐「新規追加」メニューを開くと慣れ親しんだビジュアルエディタ・テキストエディタが開きます。ひとまず安心ですね。

旧エディタが使えるようになる

旧エディタが使えるようになる

WordPress 5.0をインストールして「なんじゃこりゃ!」と思ったらClassic Editorプラグインのことを思い出してください。

「.cafe」から「.golf」「.salon」まで、こんなに増えたトップレベルドメイン

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ドメインといえば「.com」が一番!そう思っているあなた、そして私は時代遅れなのかもしれません。サイトの急増につれて「.xyz」や「.site」など、見慣れないドメインを見ることも多くなりましたが、いつの間にか「.pet」「.bike」「.camera」「.diamonds」など「もう何でも有り?」というくらい新たなトップレベルドメインが増えています。「.cafe」や「.golf」など、あなたのサイトにピッタリのドメインがあるかもしれませんよ。

ここでは、気になるものをリストアップしてみます。

「.com」が大好きな方の中には「.comはSEO的に優遇されている」という噂を信じている方がいるかもしれませんが、これは都市伝説です。ドメインの種類と検索順位は関係ありません。

気になるトップレベルドメイン

特定の業種、サイトに合いそうなトップレベルドメインをピックアップしてみます。色や地名のシリーズものもまとめます。

気になるトップレベルドメイン(業種別編)
  • .kitchen/.cooking --- 料理教室に
  • .systems --- システム開発会社に
  • .rentals --- 各種レンタル業に
  • .club --- クラブのサイトに
  • .coffee/.cafe --- カフェのサイトに
  • .academy/.education/.university/.school --- 塾・各種教室に
  • .florist/.flowers --- 花屋さんに
  • .marketing --- マーケティングサイトに
  • .consulting --- コンサルティング系サイトに
  • .repair --- 修理業者に
  • .guitars --- ギター教室に
  • .watch --- 時計屋さんに
  • .villas --- 宿泊系サービスに
  • .cleaning --- クリーニング屋さんに
  • .fish --- 魚屋さんに
  • .financial/.tax/.money/.finance --- FP・税理士さんなどに
  • .legal/.lawyer --- 弁護士さんに
  • .wedding --- ウェディング系に
  • .toys --- おもちゃ屋さんに
  • .clinic/.care/.dental/.dentist --- 各種クリニックに
  • .furniture --- 家具屋さんに
  • .beer/.restaurant/.vodka --- 飲食店に
  • .boutique --- ブティック・衣料品店に
  • .fitness/.yoga --- フィットネス系に
  • .salon --- サロン系に
  • .agency --- 各種代理店に
  • .shop/.store --- 各種ショップに
気になるトップレベルドメイン(各種サイト編)
  • .gallery/.photography/.photos --- ギャラリーサイトなどに
  • .recipes --- レシピサイトに
  • .technology --- 技術系サイトに
  • .expert --- 専門的サイトに
  • .tips --- ヒント集に
  • .support/.help/.coach --- 各種サポートサイトに
  • .reviews --- 各種レビューサイトに
  • .diet --- ダイエット情報に
  • .healthcare --- 健康情報に
  • .science --- 科学系サイトに
  • .work/.business --- いろいろ使えそう
  • .press/.news/.media --- 各種情報・メディア系サイトに
  • .fashion --- ファッション情報に
  • .blog --- 各種ブログに
  • .engineer/.software/.tech/.technology/.security/.hosting/.cloud --- IT系サイトに
気になるトップレベルドメイン(シリーズ編)
  • .blue/.pink/.red/.black/.gold/.navy/.green --- 色シリーズ
  • .city/.country/.town/.zone/.world --- 地域シリーズ
  • .golf/.tennis/.football/.soccer/.hockey/.ski --- スポーツ
  • .tokyo/.yokohama/.kyoto/.nagoya/.okinawa/.ryukyu/.london --- 地名シリーズ
  • .horse/.dog/.pet --- 動物シリーズ

詳しくは以下のページを参照してください。

【参考】ドメインの種類|ドメイン取るならお名前.com

賢威 7の投稿一覧をグリッド形式で表示する

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賢威 7の投稿一覧は上から下への表示ですが、これをグリッド形式の2列表示に変更する方法を紹介します。仕上がりイメージは次のようになります。

賢威 7の投稿一覧をグリッド表示に

賢威 7の投稿一覧をグリッド表示に

検証に使ったのは賢威7.1コーポレート版(青バージョン7.1.0.9です。

現状の投稿一覧で1件の表示ブロックはこんな感じです。

現状の投稿一覧のブロック

現状の投稿一覧のブロック

ここから抜粋や「続きを読む」リンクを削除して、横2列に並べてみようかという作戦です。以下、手順を紹介します。子テーマでの作業が理想です。

抜粋および「続きを読む」リンクの削除

投稿一覧から抜粋および「続きを読む」リンクを削除するため、賢威 7のフォルダにあるcont.phpを子テーマフォルダにコピーして(または親テーマを直接)開きます。

cont.phpは賢威 7で投稿一覧を担当するファイルです。これを修正することで、投稿一覧のレイアウトを変更することができます。

ここでは32行目あたりにある次の段落2つを削除します。

<p><?php echo strip_tags(get_the_excerpt()); ?></p>
<p class="link-next">…略…<?php _e('see more', 'keni'); ?></a></p>

削除した結果は次のようになります。なんとなくすき間が空いて横2列に並びそうな雰囲気になりました。

抜粋および「続きを読む」リンクの削除後

抜粋および「続きを読む」リンクの削除後

投稿ブロックを横並びに

あとは、1件の投稿ブロックを横に並べれば完成です。それには次のようなCSSをbase.css(親テーマ・子テーマどちらでも)に入力します。

/* 投稿グリッド表示 */
@media (min-width: 500px) {
    .blog .main-conts .section-wrap,
    .archive .main-conts .section-wrap {
        margin-bottom: 10px;
        padding: 10px;
        width: 49%;
        float: left;
        margin-right: 1%;
    }

    .blog .section-wrap:nth-of-type(2n+1),
    .archive .section-wrap:nth-of-type(2n+1) {
        clear: both;
    }

    .blog .section-wrap .section-title,
    .archive .section-wrap .section-title {
        line-height: 150%;
        margin: 0 0 0.5em;
        font-size: 1.2em !important;
    }

    .float-area {
        clear: both;
    }
}

細かい説明は省略しますが、ザックリ言うと投稿ページやアーカイブで一覧表示される投稿ブロックの幅を狭くして横2列にして、ついでにフォントサイズや余白を調整しています。

スマホなど幅が狭い端末では2列表示は厳しいので、500px以上の幅に限定しています。

これにより、投稿ブロックが横並びになります。

投稿一覧がグリッド表示になる

投稿一覧がグリッド表示になる

アイキャッチ画像のサイズ変更

必須ではありませんが、グリッド表示されているアイキャッチ画像はサムネイルなので、もう少し大きい画像を使いたければcont.phpの31行目の最後あたりにあるget_the_post_thumbnailでサイズを指定する方法があります。

たとえば、中サイズの画像を表示する場合は次のように変更します。

get_the_post_thumbnail($post->ID, 'medium')

または具体的なサイズを指定したい場合は、次のように記述します。

get_the_post_thumbnail($post->ID, array(360, 240))

表示結果は次のようになります。

アイキャッチ画像のサイズを変更

アイキャッチ画像のサイズを変更

まとめ

このように賢威 7のcont.phpやCSSをカスタマイズすることで、投稿一覧をグリッド表示することもできます。あとは自由に修正してください。不具合や違和感があればコッソリ教えてください。

Simplicity2の「NO IMAGE」画像を変更する方法

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投稿一覧でアイキャッチ画像が存在しない場合、代替画像が表示されるのが一般的です。その画像を取り替えたいこともあるでしょうから、ここではSimplicity2を例に代替画像(NO IMAGE)を変更する方法を紹介します。

Simplicity2で表示される「NO IMAGE」画像

Simplicity2で表示される「NO IMAGE」画像

この画像はメディアライブラリからはアクセスできないので別の方法で変更する必要があります。

Simplicity2の「NO IMAGE」画像の変更

この画像を取り替えるには、適当な正方形の画像を準備します。サイズは幅150px、高さ150pxにしておくと便利です。このサイズ以外でも正方形なら大丈夫です。

準備したファイルをno-image.pngというファイル名に変更しておきます。jpgファイルでも可能ですが、pngファイルの方が簡単に設定できます。

取り替える画像(no-image.png)

取り替える画像(no-image.png)

FTPに慣れている方に変更のヒントを書きますが「NO IMAGE」画像はWordPressインストール先のwp-content/themes/simplicity2/imagesフォルダにあります。そのフォルダのno-image.pngを入れ替えれば完了です。

FTPを使わず「NO IMAGE」を変更する方法

FTPがよくわからないときはFile Managerプラグインを使う方法があります。WordPressインストール先フォルダのファイルや画像を操作できるプラグインです。

「プラグイン」‐「新規追加」メニューからFile Managerプラグインをインストール、有効化します。

File Managerプラグインのインストール

File Managerプラグインのインストール

「WP File Manager」メニューを開きます。

「WP File Manager」メニューを開く

「WP File Manager」メニューを開く

フォルダやファイルの一覧が表示されます。WordPressインストール先のフォルダ内を参照している状態です。

WordPressインストール先のファイル・フォルダ

WordPressインストール先のファイル・フォルダ

フォルダを開いてno-image.pngが存在するフォルダまで進みましょう。

まずは、wp-contentフォルダをダブルクリックして開きます。

wp-contentフォルダを開く

wp-contentフォルダを開く

続いて、themes(テーマ)フォルダを開きます。

themesフォルダを開く

themesフォルダを開く

simplicity2フォルダを開きます。

simplicity2フォルダを開く

simplicity2フォルダを開く

imagesフォルダを開きます。

imagesフォルダを開く

imagesフォルダを開く

このimagesフォルダにno-image.pngが存在するので、同じファイルをアップロードして上書きします。それには、「Upload Files」ボタンをクリックします。

「Upload Files」ボタンをクリック

「Upload Files」ボタンをクリック

「Select Files」をクリックして、新たな画像を選択します。

「Select Files」をクリック

「Select Files」をクリック

上書きするか聞かれるので「Yes」をクリックします。後で元に戻すかもしれない場合は「Backup」をクリックすると便利です。代替画像が新たな画像に置き換わり、元の画像は「no-image~.png」というファイルでバックアップされるので、名前を変更すれば元に戻すこともできます。

上書きの確認

上書きの確認

no-image.pngが置き換わります。

no-image.pngが置き換わる

no-image.pngが置き換わる

サイトを表示して投稿一覧を確認してみましょう。「NO IMAGE」画像が置き換わったことを確認できます。

代替画像が置き換わる

代替画像が置き換わる

Duplicatorでサイト移転したらファイル削除を忘れずに!

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WordPressサイトを簡単に移転できるDuplicatorプラグインですが、ファイル削除までがサイト移転です。忘れないようにしましょう。

Duplicatorプラグインで移転したサイトが立ち上がると一安心かもしれませんが、サーバーを見るとインストールに使ったファイルが残っている状態です。

インストールに使ったファイルが残っている

インストールに使ったファイルが残っている

Duplicatorプラグインで移転を完了すると、「ファイルを削除しましょう」のメニューが表示されるので、忘れずに実行してください。

サイト移転に使ったファイルを削除

サイト移転に使ったファイルを削除

このメニューを見過ごしてしまったときは「Duplicator」‐「Tools」メニューからアクセスできます。

ファイル削除完了のメッセージが表示されます。

ファイル削除完了のメッセージ

ファイル削除完了のメッセージ

ですが、油断しないでください!小さい文字で次のように書いてありませんか?

Security Notes: If the installer files do not successfully get removed with this action, then they WILL need to be removed manually through your hosts control panel or FTP. Please remove all installer files to avoid any security issues on this site. For more details please visit the FAQ link Which files need to be removed after an install?

英語なのでスルーしてしまうかもしれませんが、太字の部分をざっくり訳すと「インストーラでうまく削除できなかったら手動で削除が必要」と書かれています。

実際、サーバーを見ると拡張子が「sql」のファイルが残っていることもあります。

削除できなかったファイルが残っている

削除できなかったファイルが残っている

このsqlファイルはインストールに使ったファイルなので、この場所には不要です。というより、WordPressデータベースの内容がすべて含まれているので、ここに置いておくのは危険です。消しましょう。また、installer-log.txtも不要なファイルなので削除しましょう。

index.phpなど必要なファイルを間違えて消さないようにしてください。

削除した方が良いファイルを念のためまとめておきます。

Duplicatorによるサイト移転完了後に削除が必要なファイル
  • installer.php
  • installer-backup.php
  • ????_archive.zip
  • database.sql
  • installer-data.sql
  • installer-log.txt
  • .htaccess.???.orig

もう一度書きますが、ファイル削除完了画面(Installer file cleanup ran!)が表示されてもファイル削除に失敗している場合があるので、レンタルサーバーなどの公開サーバーで行った場合は必ずチェックしてください。

ローカル環境にWordPressサイトを設置した場合は、焦ってファイル削除しなくても大丈夫です。ローカルから公開サーバーに移転する前に確認してください。

便利なツールを使っていると油断しがちですが、Duplicatorプラグインでサイト移転した場合は「ファイル削除完了までがサイト移転」だと思ってチェックしてください。

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