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あなたのサイトのh1タグ、SEO対策は大丈夫ですか?

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「あなたのサイトのh1タグはSEO対策されていますか?」と急に聞かれてもピンとこないかもしれません。当然です。h1タグはユーザーが入力するタグというよりテーマで自動出力するのが一般的だからです。

しかし、都市伝説かもしれませんがh1タグの使い間違いで検索順位が下がる可能性があるというのが定説です。真面目に作っているサイトの検索順位が上がらずに悩んでいる方は自分のサイトのh1タグをチェックしてみましょう。

h1タグのSEO対策とは

「h1タグのSEO対策」といってもさまざまですが、ここでは「h1タグに検索キーワードを入れる」のようなコンテンツ的な話ではなく「h1タグの内容は全ページ異なる」という構造的な部分に焦点を当てます。

そもそも、h1(Heading level 1)とはページ内の大見出しのことを指し、文書のタイトルという位置付けです。たとえば「会社概要」というページの文書タイトルはサイト名の「サンプルPC教室」ではなくページタイトルの「会社概要」でしょうから、この文字がh1に含まれているのが理想です。

つまり、一般的にはそのページのタイトルをh1に設定することがh1のSEO対策になります。

実際、SEO対策済みのテーマで個別のページをチェックすると、サイト名(1)ではなくページタイトル(2)がh1に設定されています。以下はSimplicity2の例です。

SEO対策済みのテーマではページタイトルがh1に設定される

一般的なテーマではページタイトルがh1に設定される

繰り返しますが、個別ページ(サブページ)の文書タイトルになるのは「サンプルPC教室」ではなく「会社概要」ですよね。

一方、ややこしいかもしれませんが、トップページではサイト名がh1になるのが一般的です。同じような考え方で、トップページが固定ページの場合は、その固定ページのタイトルがh1になる場合もあります。

トップページではサイト名がh1になる

トップページではサイト名がh1になる

少し紛らわしいのでまとめておきます。トップページではサイト名、サブページではページタイトルがh1に設定されるのが一般的です。

一般的にh1になる要素
  • トップページ --- サイト名(例:サンプルPC教室)
  • それ以外(サブページ) --- ページ名(例:会社概要)

急に「自分のサイトは大丈夫?」と心配になった方もあまり心配する必要はありません。というのは、SEO対策済みのテーマかどうかは別にして、多くのテーマが上記のような構造になっているからです。

全ページのh1がサイト名になっていることも

ただし、全ページでサイト名がh1に設定されている場合もあります。

具体的には、次のようにサブページでページタイトル(2)ではなくサイト名(1)がh1に設定されている場合があります。

ページ名ではなくサイト名がh1に設定されている

ページ名ではなくサイト名がh1に設定されている

この場合、全てのページのh1タグが同じ内容になってしまう可能性があります。これはSEO的に良い状態とは言えません。

もちろん、制作者の考え方やユーザーが重視する要素(デザイン重視?SEO重視?)が違うので「このようなテーマを使わないように」ということではありませんが、SEOを重視する場合は、あまりおすすめできない構造といえます。

h1のSEO対策が微妙な場合、どうすればよいか

自分のサイトをチェックしたら、サブページでもサイト名がh1に設定されている。そんな場合でも焦る必要はありません。「現状でも検索順位やアクセス数に問題ない」とか「デザインが自分好みだ」など、あなたが優先する要件が満たされていれば、わざわざ苦労してテーマを変える必要はないのです。

そうではなく、SEO重視で使っているのにアクセスが増えない、検索順位が上がらない、という場合はさまざまなマイナス要因の1つとして上記のような不完全なSEO対策を疑ってみるとよいかもしれません。

うまくいっているときは変えない
うまくいっていなければ変えてみる

そんな原則で行動することが重要です。

テーマ制作者が信念を持って上記のような構造にしている場合もあるので、その点は一度、制作者に聞いてみてからの方が良いかもしれません。

また、SEOに影響があるとしてもどれくらいのアクセスが減るのか科学的には検証できないでしょうから、あくまで検索順位やアクセス数が意図した結果と違うときの要因の1つとして考える程度だと思います。

「私ならどうするか?」と聞かれれば、こんな感じの対応になります。

全ページ同じh1だったときの対応
  • 使い始めたばかりのサイトならテーマを変えてみる
  • 運営歴が長いサイトならheader.phpやsingle.phpを改修する

もしも、あなたのテーマが上記のような状況で、検索順位やアクセス数が期待外れだったなら、テーマの変更やカスタマイズも1つの選択肢としてご検討ください。といっても、サイトコンテンツが充実しているのに、というのが大前提ですが。


Windows 10のコントロールパネルはどこに?

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Windows 10がリリースされて数年が過ぎましたが、最近Windows 10に乗り換えたという方も少なくないでしょう。Windows 10を使い始めて疑問に思うことはいくつかあるでしょうが、その1つが「コントロールパネルはどこに行った?」です。

不要なプログラムをアンインストールするときなどにコントロールパネルを開こうとスタートボタンをクリックしても右クリックしてもコントロールパネルメニューが表示されません。

「コントロールパネル」メニューがない

「コントロールパネル」メニューがない

ここでは、Windows 10のコントロールパネルの開き方を説明しますが、コントロールパネルにアクセスするより便利な「ゴッドモード」も紹介します。

Windows 10でコントロールパネルにアクセスする

Windows 10のコントロールパネルは、スタートボタンをクリックして「W」の「Windowsシステムツール」から開くことができます。

コントロールパネルはWindowsシステムツールに

コントロールパネルはWindowsシステムツールに

コントロールパネルをよく使う方で何度も開くのが面倒な場合はコントロールパネルを右クリックして「その他」からタスクバーにピン留めすると便利です。

コントロールパネルをタスクバーにピン留め

コントロールパネルをタスクバーにピン留め

タスクバーからコントロールパネルを開けるようになります。

タスクバーからコントロールパネルを開く

タスクバーからコントロールパネルを開く

コントロールパネルに一発でアクセスできるゴッドモード

Windows 10で使える「ゴッドモード」を使うと、コントロールパネルの各種設定に簡単にアクセスすることができます。

ゴッドモードはWindows 7でも使えます。隠し機能ですが。

ゴッドモードを使うには、任意の場所(ここではデスクトップ)にフォルダを新規作成します。

新たなフォルダを作成

新たなフォルダを作成

このフォルダ名を GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C} に変更すると特殊なアイコンに変わります。

「GodMode」の部分は任意の文字で大丈夫です。
アイコンが変わる

アイコンが変わる

このアイコンをダブルクリックすると、コントロールパネルの各種設定が一覧表示されます。たとえば、プログラムのアンインストールメニューにも「プログラムの変更と削除」からアクセスできます。

各種設定メニューにアクセスできる

各種設定メニューに一発でアクセスできる

他にもブラウザ(Edge)のCookieやキャッシュを削除したり、マウスポインターの速度調整など、たまにアクセスしたくなるメニューをサクッと開くことができます。

各種設定に一発でアクセスできるので、タスクバーにコントロールパネルをピン留めするよりも便利かもしれませんね。まだ使ったことがない方は一度お試しを。

Simplicity2の関連記事をランダムではなく新しい順に表示する

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Simplicity2は特別な設定なしに関連記事が自動表示される便利なテーマですが、この関連記事の並び順はランダム表示(適当な順)です。それでも問題ありませんが、サイトの用途によっては新しい順に表示したいこともあります。ここでは、Simplicity2の関連記事を新しい順に表示する方法を紹介します。

Simplicity2の関連記事はランダム順に表示される

Simplicity2の関連記事はランダム順に表示される

※Simplicity2バージョン2.7.2で検証しています。

Simplicity2の関連記事の表示順

Simplicity2の関連記事の表示順を制御しているコードを変更しようと思い付くファイルは個別記事のテンプレートのsingle.phpかもしれません。

もちろん間違いではありませんが、Simplicity2の構造は複雑なため、single.phpを開いても関連記事の順番を制御しているコードにたどりつかないかもしれません。

コードを追いかけていくとわかりますがrelated-entries.phpの2行目がヒントです。

このget_related_wp_query_args関数で関連記事の表示順を設定しています。この関数はfunctions.phpの569行目あたりで定義されています。関数内の583行目で「'orderby' => 'rand',」と設定されており、これにより関連記事がランダム順で表示されます。

//WP_Queryの引数を取得
if ( !function_exists( 'get_related_wp_query_args' ) ):
function get_related_wp_query_args(){
  global $post;
  if ( is_related_entry_association_category() ) {
    //カテゴリ情報から関連記事をランダムに呼び出す
    $categories = get_the_category($post->ID);
    $category_IDs = array();
    foreach($categories as $category):
      array_push( $category_IDs, $category -> cat_ID);
    endforeach ;
    if ( empty($category_IDs) ) return;
    return $args = array(
      'post__not_in' => array($post -> ID),
      'posts_per_page'=> intval(get_related_entry_count()),
      'category__in' => $category_IDs,
      'orderby' => 'rand',
    );

「'orderby' => 'rand',」とは「表示順をランダムに」ということです。この部分を「日付の新しい順に」に書き換えれば完成です。

関連記事の表示順の変更

修正は子テーマが理想ですが、面倒であれば親テーマでも構いません。ただし、テーマのアップデート後は元に戻ってしまうので、同じ作業をする必要があります。

子テーマを使う場合

子テーマで修正する場合、上記のコードをfunctions.phpにコピーペーストして修正しますが、複雑なので注意してコピーする必要があります。568行目のifから601行目のendifまでをコピーして子テーマのfunctions.phpの任意の場所にペーストします。

//WP_Queryの引数を取得
if ( !function_exists( 'get_related_wp_query_args' ) ):
function get_related_wp_query_args(){
…略…
}
endif;

ペーストしたコードの「'orderby' => 'rand',」(2箇所)を次のように修正します。

      'orderby' => 'date',
      'order' => 'DESC',

2箇所の「orderby」の最初がカテゴリー、2番目がタグによる関連記事の設定です。

編集したコードのイメージは次のようになります。

表示順の変更

表示順の変更

これにより、関連記事の表示順は投稿日付の新しい順になります。

関連記事の並び順が日付の新しい順に変わる

関連記事の並び順が日付の新しい順に変わる

表示順は他にも設定できます。詳しくは、以下のページも参考にしてください。

【参考】WordPress関数リファレンス/WP Query - 順序づけパラメータ

親テーマを使う場合

親テーマのfunctions.phpを修正する場合、上記と同じように2箇所の「'orderby' => 'rand',」を修正してください。ただし、テーマをアップデートすると元に戻ってしまうため同じ作業が必要です。

LightningのPR Blockのアイコンをカスタマイズする

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Lightningでおなじみ、アイコンが3つ並んだ「PR Block」のカスタマイズ例を紹介します。アイコンを変えたり説明文を変更するのは簡単ですが、アイコンの色を変更するとサイト全体に影響するので工夫が必要です。ここではアイコンの色だけを変えたりマウスオーバー時の動作などをカスタマイズする方法を説明します。

この記事はLightningバージョン6.2.0で検証しています。

マウスオーバー時に色を変える

LightningのPR Blockへのマウスオーバー時に色を変える

LightningのPR Blockとは

LightningのPR Blockとはトップページに表示された宣伝用に使えるブロックで、丸い3つのアイコンが特徴的です。アイコンや説明文などは「外観」-「カスタマイズ」-「Lightning トップページ PR Block」メニューから設定できます。

LightningのPR Block

LightningのPR Block

VK All in One Expansion Unitプラグインをインストールすれば「外観」-「ウィジェット」メニューの「VK PR Block」から新たに追加できるようになります。

ウィジェットで追加したPR Block

ウィジェットで追加したPR Block(VK All in One Expansion Unitプラグイン)

以下、PR Blockのアイコンのカスタマイズ例を紹介します。

アイコンを変更する

「外観」-「カスタマイズ」-「LightningトップページPR Block」メニューを開きます。

ウィジェット版のPR Blockでも同じようなメニューになります。

表示するアイコンは「アイコン1」「アイコン2」「アイコン3」で指定します。

指定したコードのアイコンが表示される

指定したコードのアイコンが表示される

アイコンのコードは「Icon list」をクリックしてFont Awesomeのサイトから取得することができます。

Font Awesomeのサイトへ

Font Awesomeのサイトへ

開いたFont Awesomeのサイトから好きなアイコンをクリックします。

使いたいアイコンをクリック

使いたいアイコンをクリック

アイコンコード(例:fas fa-anchor)をコピーします。

アイコンのコードをコピー

アイコンのコードをコピー

ダッシュボードに戻って「アイコン」にペーストすると、アイコンが切り替わります。

選んだアイコンに切り替わる

選んだアイコンに切り替わる

「アイコン2」や「アイコン3」も「アイコン1」と同じように変更できます。

アイコンの色を変更する

アイコンの色は「Lightningデザイン設定」の「キーカラー」で変更できますが、このキーカラーを変えるとサイト全体のパーツ色にも影響します。

アイコンの色のみを変更したい場合は、次のようなCSSを子テーマのstyle.cssまたは「VK ExUnit」‐「CSSカスタマイズ」メニューなどに入力します。「darkred」(2箇所)が色の指定です。好きなカラーコードに変更してください。

/* PR Blockのアイコンの色 */
.prBlock_icon {
    color: darkred !important;
}
 
.prBlock_icon_outer {
    border: 1px solid darkred !important;
    background-color: transparent !important;
}

表示結果は次のようになります。

PR Blockのアイコンの色を変更する

PR Blockのアイコンの色を変更する

アイコンの枠線を消す

アイコンの枠線を消すには次のCSSを使います。

/* PR Blockの枠線を消す */
.prBlock_icon_outer {
    border: none !important;
}

表示結果は次のようになります。

アイコンの枠線を消す

アイコンの枠線を消す

アイコンマウスオーバー時に色を変える

アイコンにマウスオーバーしたときに色を変えるには次のCSSを使います。

/* PR Blockマウスオーバー時に色を変える */
.prBlock_icon_outer:hover {
    border: solid 1px darkred !important;
    background-color: transparent !important;
}
 
.prBlock_icon_outer:hover .prBlock_icon {
    color: darkred !important;
}

表示結果は次のようになります。

マウスオーバー時に色を変える

マウスオーバー時に色を変える

アイコンマウスオーバー時に薄くする

アイコンマウスオーバー時に薄くするには次のCSSを使います。

/* PR Blockマウスオーバー時に色を変える */
.prBlock_icon_outer:hover {
    opacity: 0.5;
}

表示結果は次のようになります。

アイコンマウスオーバー時に薄くする

アイコンマウスオーバー時に薄くする

うまくいかないときはWordPress個別サポートにご相談ください。

WordPress個別サポート

Lightningでmeta descriptionを表示/非表示する方法

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Lightningを使っていて「meta descriptionが表示されない」に気づいた方や、All in One SEO Packプラグインを併用していてmeta descriptionの重複が気になっている方に解決策を紹介します。

この記事はLightningバージョン6.2.0で検証しています。

Lightningでmeta descriptionを出力する

使っていて気づいたかもしれませんが、Lightningではmeta descriptionが表示されません。これは、meta descriptionがテーマ本体ではなく、Lightningと同時インストールが推奨されるVK All in One Expansion Unitプラグインから出力されるためです。

VK All in One Expansion Unitによって出力されるmeta description

VK All in One Expansion Unitによって出力されるmeta description

ですから、「Lightningでmeta descriptionが表示されない」はVK All in One Expansion Unitプラグインをインストールすれば解決です。

meta descriptionの出力対象になるのは、編集画面の「抜粋」(1)または本文の先頭からの抜粋(2)です。

meta descriptionの作成元

meta descriptionの作成元

meta descriptionの作成ルールをまとめておきます。

meta descriptionの作成ルール
  • 「抜粋」に入力されている場合は、その内容をmeta descriptionに
  • 「抜粋」が入力されていない場合は、本文の先頭からの抜粋をmeta descriptionに

これにより、meta descriptionが作成されます。

meta descriptionを出力しない

All in One SEO Packプラグインをインストールしてmeta descriptionの自動生成を使っている場合は、meta descriptionが2回出力されてしまい、Google Search Consoleに警告が表示される場合があります。

meta descriptionの重複

meta descriptionの重複

その場合、いずれかのmeta description機能を無効にする必要があります。

All in One SEO Packの方を無効にする

All in One SEO Packプラグインのmeta description自動生成を無効にするには、「All in One SEO」‐「一般設定」メニューで「ディスクリプションを自動生成」のチェックを外します。

All in One SEOのmeta description自動生成を無効に

All in One SEOのmeta description自動生成を無効に

VK All in One Expansion Unitの方を無効にする

Lightning(VK All in One Expansion Unit)からのmeta descriptionの出力を停止するには、「VK ExUnit」メニューで「メタディスクリプションタグを出力」のチェックを外します。

meta descriptionを出力しない

meta descriptionを出力しない

または、次のコードを子テーマのfunctions.phpに入力してmeta descriptionの出力を停止することもできます。

remove_filter( 'wp_head', 'vkExUnit_render_HeadDescription', 5 );

これにより、VK All in One Expansion Unitプラグインを有効にしたままmeta descriptionの出力を止めることができ、meta descriptionの重複が解消されます。

meta descriptionの重複が解消する

meta descriptionの重複が解消される

Lightningのスライドショーを「フェード」に

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Lightningのスライドショーは簡単に設定できて便利ですが画像は横からスライドする仕組みです。画像がフェードイン・フェードアウトするフェード系にしたい場合、このスライドショーをカスタマイズするより、別のスライドショープラグインでフェード系のスライドショーを作成した方が早いかもしれません。以下、Lightningにフェードのスライドショーを組み込む方法を紹介します。仕上がりイメージは次のようになります。

この記事はLightningバージョン6.3.0で検証しています。

Lightningのスライドショーを非表示にする

新たなスライドショーを組み込むため、現状のLightning組み込みのスライドショーを非表示にします。その場合、スライドショーのメニューで画像を全て削除すれば大丈夫ですが、「やっぱり元に戻そう」が面倒です。

後で戻す可能性も考えて一時的に非表示にできれば便利です。そんなときはfront-page.phpの3行目あたりにある「get_template_part( 'module_slide' );」の部分をコメントにすれば大丈夫です。この部分でLightningのスライドショーを表示しています。

<?php get_template_part( 'module_slide' ); ?>

「get_template_part」の前に「//」を付加してコメントにします。

<?php //get_template_part( 'module_slide' ); ?>
front-page.phpは子テーマで編集するのが理想です。

これでスライドショーが表示されなくなります。

スライドショーが非表示に

スライドショーが非表示に

コメントを解除(//を削除)すれば元のスライドショーが表示されるようになります。

フェード系のスライドショーを追加する

任意のスライドショープラグインをインストールしてフェード系のスライドショーを作成します。

ここではMetaSliderプラグインを使いますが他のスライドショープラグインでも考え方は同じです。

MetaSliderプラグインのインストール

MetaSliderプラグインのインストール

MetaSliderでスライドショーを作成します。

スライドショーを作成

スライドショーを作成

スライドショーの効果をフェードにしておきます。

効果を「フェード」に

効果を「フェード」に

スライドショーを保存して、テンプレートに入力するショートコードをコピーします。

テンプレート用のショートコードをコピー

テンプレート用のショートコードをコピー

「テンプレートに入力するショートコード」とは一般的にPHPのコードでdo_shortcode関数が使われています。

テンプレートにショートコードだけを入力してもうまくいかないので注意してください。

WordPressでショートコードがそのまま表示されてしまうとき

このコードをfront-page.phpにペーストします。場所はLightning組み込みのスライドショーを非表示にした直後あたりです。

新たなスライドショーのショートコードをペースト

新たなスライドショーのショートコードをペースト

新たなスライドショーが表示されるようになります。

フェード系のスライドショーが表示される

フェード系のスライドショーが表示される

ここまでできれば、フェード系でもワイプ系でも自由にスライドショーを設定できると思います。

ムームードメインでドメイン契約の自動更新を解除する方法

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ムームードメインで取得したドメインの契約は自動更新になっています。便利な設定ですが1年で放棄するかもしれないテスト用のドメインの場合、解約を忘れてもう一年無駄な契約をしてしまうこともあります。そこで、この自動更新を解除する方法を紹介します。

ムームードメインの自動更新の解除

ムームードメインの管理画面にログインしてコントロールパネル左のメニューから「お支払い方法」‐「自動更新設定」メニューを選択します。

「お支払い方法」‐「自動更新設定」を選択

「お支払い方法」‐「自動更新設定」を選択

一覧表示されたドメインのうち決済方法が「クレジットカード決済」などに設定されているドメインは自動更新になっています。「未設定」のドメインは自動更新ではありません。

ドメインの決済方法の確認

ドメインの決済方法の確認

決済方法を「未設定」に切り替えて画面下の「変更」ボタンをクリックすると自動更新が解除されます。

ドメインの自動更新を解除

ドメインの自動更新を解除

契約期間が残り31日を切っている場合は自動更新を設定・解除できません。

これでドメイン契約は自動更新ではなくなります。期限がきたら忘れずに更新するようにしてください。契約終了前に確認メールが何度か届くので知らないうちに失効することはないと思いますが。

契約期限切れの確認メール

契約期限切れの確認メール

逆に決済方法が「未設定」のドメインを「クレジットカード」などに変更すれば自動更新に設定することができます。

ドメインの自動更新について詳しくは以下のページも参考にしてください。

【参考】自動更新設定の流れ | ムームードメイン

AddQuicktagを使って編集画面に「マーカー」ボタンを追加する

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ブログを書くときなどに文章中にマーカーで色を付けたいこともあります。最近は編集画面で「マーカー」ボタンが使える実用的なテーマもありますが、そのようなボタンがない場合、AddQuicktagプラグインを使ってダッシュボードに「マーカー」ボタンを追加する方法があります。

「マーカー」ボタンをクリック

「マーカー」ボタンがあると便利

以下、手順を紹介します。

作業前にAddQuicktagプラグインをインストールしてください。

マーカーとして機能するCSSの作成

まずは、「CSS マーカー」などでネット検索してマーカーとして使いたいコードを見つけましょう。

使いたいマーカーのCSSをコピー

使いたいマーカーのCSSをコピー

ここでは、以下のサイトから引用させていただきました。

【参考】蛍光ペン風にテキスト上をマーカーするCSSを設定してみた | IT便利帳

コピーしたCSSを子テーマのstyle.cssまたは「外観」-「カスタマイズ」-「追加CSS」などに入力してください。

CSSをペースト(「外観」-「カスタマイズ」-「追加CSS」)

CSSをペースト(「外観」-「カスタマイズ」-「追加CSS」)

「外観」-「カスタマイズ」-「追加CSS」メニューを使った場合は「公開」ボタンをクリックすると設定完了です。

簡単そうに書いていますがコード編集に慣れていないと難しいかもしれません。つまづいたときはWordPress個別サポートにご相談ください。1時間あればボタンの設定から使い方まで説明できると思います。 WordPress個別サポート

続いてAddQuicktagを設定しますが、CSSの最初の部分(ここでは「.marker_yellow_futo」)が必要になるのでコピーしておきましょう。

Addquicktagで使う文字(CSSセレクタ)をコピー

AddQuicktagで使う文字(CSSセレクタ)をコピー

言うまでもありませんが選んだCSSによって「.marker_yellow_futo」の内容は異なるので注意してください。

AddQuicktagの設定(ボタンの作成)

WordPressのダッシュボードで「設定」‐「AddQuicktag」メニューを開いて、ボタン名(1)、開始タグ(2)、終了タグ(3)を設定します。

AddQuicktagメニューを開く

AddQuicktagメニューを開く

まず、ボタン名には、投稿や固定ページの編集画面で表示されるボタンの名を入力します。たとえば、「マーカー」や「マーカー(黄)」などです。

ボタン名を設定

ボタン名を設定

開始タグ終了タグはワンセットでマーカーのCSSを機能させるためのHTMLタグを入力します。この記事の例では開始タグは次のようになります。

<span class="marker_yellow_futo">

「marker_yellow_futo」は使うコードによって異なります。前のCSS作成ステップで「コピーしておきましょう」と書いた部分です。ただし、先頭の「.」は不要です。注意してください。

終了タグは次のようになります。

</span>

入力したイメージは次のようになります。

開始タグと終了タグの入力後

開始タグと終了タグの入力後

最後に、このボタンをどの画面で使うかチェックします。ピンと来なければ右端のチェックボックスをチェックしておきましょう。全てのチェックボックスがチェックされます。

ボタンを使う画面をチェック

どの画面でボタンを使うかチェック

「変更を保存」ボタンをクリックすると設定完了、「マーカー」ボタンは完成です。

「マーカー」以外のボタンも同じ手順で作成できます。便利なので、ぜひマスターしましょう。

「マーカー」ボタンの動作チェック

投稿の編集画面を開いて「マーカー」ボタンの動作をチェックしましょう。テキストエディタとビジュアルエディタで動作が異なるので別々に説明します。

テキストエディタの場合

テキストエディタの場合、メニューに「マーカー」ボタンが追加されているか確認しましょう。

テキストエディタの「マーカー」ボタン

テキストエディタの「マーカー」ボタン

マーカーを付けたい文章を選択して「マーカー」ボタンをクリックします。

「マーカー」ボタンをクリック

「マーカー」ボタンをクリック

選んだ文字にタグが付きます。

選んだ文字にタグが付く

選んだ文字にタグが付く

プレビューすると、選んだ文字に色が付いているはずです。

選んだ文字に色が付く

選んだ文字に色が付く

ビジュアルエディタの場合

ビジュアルエディタの場合は「Quicktags」メニューの中に「マーカー」メニューが追加されているか確認しましょう。

「Quicktags」-「マーカー」メニュー

「Quicktags」-「マーカー」メニュー

色を付けるには文字を選択して「Quicktags」-「マーカー」をクリックします。

「マーカー」メニューをクリック

「マーカー」メニューをクリック

操作後の文字に色が付いていませんがトラブルではありません。CSSがダッシュボードに反映されないためビジュアルエディタでは色が付かないのが一般的です。

ビジュアルエディタでは見た目に変化ない

ビジュアルエディタでは見た目に変化ない

プレビューして確認しましょう。うまくいっていれば選んだ文字に色が付いているはずです。

選んだ文字に色が付く

選んだ文字に色が付く

まとめ

このようにAddQuicktagプラグインを使うとダッシュボードに「マーカー」などのボタンを追加することができます。複雑なコードを一瞬で差し込むことができるので、うまく使えばページ作成の効率はグッとアップします。いろいろと試行錯誤してみてください。

作業がうまくいかないときはWordPress個別サポートで説明します。気軽にご相談ください。

WordPress個別サポート

WordPressで管理者がコッソリ見るアクセスカウンタを作成する(要Jetpack)

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WordPressの人気プラグインJetpackのアクセス解析グラフは便利ですが、自分のサイトを見ていて「このページのアクセス数を知りたい」と思ったことはありませんか?統計情報を見ればわかりますが、サイドバーにこのページのPVが表示されれば便利ですよね。管理者だけが参照できるように設定すれば、さらに好都合かもしれません。

管理者のみが参照できるアクセスカウンタ

管理者のみが参照できるアクセスカウンタ

ここでは、Jetpackがインストールされたサイトで、このページの直近1ヶ月のアクセス数がすぐわかるように、ページのサイドバーに「このページのアクセスカウンタ」を設置して、管理者だけが参照できるように設定してみます。

アクセス数の取得にJetpackプラグインを使います。事前にインストールしてWordPressとの連携までを完了しておいてください。

必要なプラグインのインストール

管理者専用アクセスカウンタの設置に必要なプラグインをインストールします。

PHP Code Widgetプラグイン

ウィジェットでPHPを入力できるように、PHP Code Widgetプラグインをインストールします。

PHP Code Widgetプラグインのインストール

PHP Code Widgetプラグインのインストール

Widget Logicプラグイン

設置したウィジェットに「管理者だけに表示」という条件を設定できるように、Widget Logicプラグインをインストールします。

Widget Logicプラグインのインストール

Widget Logicプラグインのインストール

管理者のみ参照できるアクセスカウンタの設置

「外観」-「ウィジェット」メニューで適当な場所にPHPコードウィジェットを設置します。

PHPコードウィジェットをサイドバーに追加

PHPコードウィジェットをサイドバーに追加

このウィジェットに次のコードを入力します。

<?php
global $post;
$jetpack_views = stats_get_csv('postviews', array('days' => 30, 'limit' => 1, 'post_id' => $post->ID ));
if (isset($jetpack_views[0]['views'])) {
    echo number_format($jetpack_views[0]['views']);
}
?>

このコードは以下のページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。ここで紹介したパターン以外のデータを取得する方法も掲載されているので興味のある方は訪問してみてください。

【参考】Jetpackの統計情報を利用してWordPress個別ページにアクセス数表示を行う方法

このウィジェットを管理者のみ、個別記事のみに表示するため、「ウィジェットのロジック」に次のコードを入力します。

current_user_can('administrator') && is_single()
  • current_user_can('administrator') --- 管理者かどうかをチェック
  • is_single() --- 個別記事かどうかチェック

必要に応じてウィジェットにタイトルを付けて完成です。

作成したウィジェットのイメージは次のようになります。

管理者のみが参照できるアクセスカウンタの作成

管理者のみが参照できるアクセスカウンタの作成

「保存」ボタンをクリックすると設定完了です。

管理者としてログインして、気になるページをチェックしてみましょう。

管理者のみにアクセスカウンタが表示される

管理者のみが参照できるアクセスカウンタ

また、ログアウトしたりシークレットウィンドウなどで、管理者以外のユーザーには表示されないことも確認してください。

ここで紹介したのは「このページのアクセス数」です。サイト全体のアクセスカウンタで良いのであればPHPを入力する必要はなく、Jetpack付属の「ブログ統計情報」ウィジェットなどを使えば大丈夫です。

WordPressサイトがダウンしたらメールで通知してくれる「ダウンタイムモニター」

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「気づかぬうちにWordPressサイトがダウンしていた!」とか「サイトの画面が真っ白になっているのをお客様に指摘されて気づいた」ということはありませんか?

少人数でWordPressサイトを管理していると、自分のサイトがダウンしていることに気づかないこともありますよね。

そんなときはJetpackプラグインダウンタイムモニターを有効化しておけば、メールで通知してくれるので助かります。

Jetpackのダウンタイムモニター

Jetpackのダウンタイムモニターを使うには、Jetpackプラグインをインストールして「Jetpack」‐「設定」メニューの「セキュリティ」で「サイトの稼働率をモニター」を有効化します。

「サイトの稼働率をモニター」を有効化

ダウンタイムモニター(サイトの稼働率をモニター)を有効化

このサイトがダウンしたとします。WordPress本体やプラグインの自動更新が失敗して画面が真っ白になってしまったり、原因はさまざまですが。

サイトにトラブルが発生!

サイトにトラブルが発生!

すると、メールで「サイトがダウンしてますよ」の通知が来ます。

「サイトがダウンしているかも」の通知メール

「サイトがダウンしているかも」の通知メール

英語で「トラブルが起きているかも」のような文章が書かれている場合もありますが、「あなたのサイトを読み込めませんでした」とか「あなたのサイトは引き続きダウンしており…」のようなメッセージが書かれているので、なんとなくサイトにトラブルが起きたことがわかりますよね。

何度も果てしなく届くわけではないので、早めに気づいて対応するようにしましょう。

私の環境(niftyメール)では、ダウン後10分くらいでメールが届いていましたが、迷惑メールに入ってしまったので気づきませんでした。みなさんもご注意ください。

サイトが復旧したら、メールが届きます。

サイト復旧の確認メール

サイト復旧の確認メール

Jetpackからサイトダウンの連絡が来て困ったときはWordPress個別サポートにご相談ください。空いていればすぐに調査させていただき、深刻な問題でなければ即日中に復旧可能です。

BackWPupのバックアップで異常に時間がかかるとき

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WordPressサイトを簡単にバックアップできるBackWPupですが、異常に時間がかかったり、なかなか終わらなかったりすることもあります。

サーバーの問題であれば仕方ありませんが、バックアップするファイルの容量が大きすぎることが原因かもしれません。場合によっては不要なファイルをバックアップして無駄にサイズが大きくなっているかもしれません。これを機に見直してみましょう。

BackWPupによるバックアップファイルのサイズ確認

バックアップのサイズを調べるには「BackWPup」‐「バックアップ」メニューを開きます。バックアップファイルの名前やサイズをチェックできます。

BackWPupのバックアップファイルのサイズ

BackWPupのバックアップファイルのサイズ

運営歴が長いサイトでは数百メガバイトから数ギガバイトになることもありますが、5ギガ、10ギガなどになると、今回のバックアップに含める必要のないファイルまでバックアップしている可能性があります。

BackWPupのファイルバックアップの設定確認

不要なファイルをバックアップしていないかチェックしてみましょう。それには、BackWPupでバックアップしているファイルを確認するには「BackWPup」‐「ジョブ」メニューから「編集」をクリックしてバックアップの設定画面を開きます。

バックアップの設定画面を開く

バックアップの設定画面を開く

「ファイル」タブを開くと、バックアップ対象のフォルダを確認できます。初期設定ではコンテンツフォルダ(wp-content)全体(1)をバックアップするように設定されています。もちろん、これでも問題ありませんが、容量が気になる場合は不要なフォルダをバックアップから除外(2)することができます。

バックアップフォルダの設定

バックアップフォルダの設定

ここでは、ai1wm-backupsフォルダ(3)をバックアップ対象から除外しています。このフォルダはAll-in-One WP Migrationプラグインで作成したバックアップが保存されます。同じようにwp-snapshotsフォルダにはDuplicatorプラグインで作成したバックアップが保存されます。

こうしたファイル、フォルダはバックアップ不要でしょうから、BackWPupのバックアップファイル設定で除外しておくとよいでしょう。

他にもバックアップ不要なファイルやフォルダに思い当たることがあれば、対象から除外しましょう。バックアップ容量が小さくなり、バックアップに時間がかかるとか、バックアップがなかなか終わらないという問題を解決できるかもしれません。

ある日突然、WordPressがHTTP 500 エラーに!その原因と対策

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昨日まで問題なく表示されていたWordPressサイト、難しい作業は一切していないのに突然HTTP 500 エラー(HTTP 500 Internal Server Error)に!そんなことが実際にあります。

HTTP 500 エラー

ある日突然、HTTP 500 エラーに

たとえば、BackWPupプラグインなどによる自動バックアップが原因になっている場合があります。その仕組みと対策を説明します。

ほとんどのHTTP 500 エラーは「ある日突然」ではない

回り道するようで恐縮ですが、WordPressで発生するほとんどのHTTP 500 エラーは「ある日突然」ではありません。多くの場合、PHPプログラムの記述ミスが原因です。

典型的なのがfunctions.phpです。WordPressで難しいカスタマイズをする場合、ネット検索で見つけたコードを気軽にコピペするかもしれませんが1文字でも間違えるとHTTP 500 エラーが発生します。

その対策、というより予防法ですが、PHPを修正する場合は、できるかぎりダッシュボードから作業しないことです。レンタルサーバーのFTPツールまたはFTPソフトを使うのが安全です。

実際にHTTP 500 エラーが発生してしまった場合の修正は難しいこともありますが、エラー解決のヒントになるのはエラーメッセージの「Fatal error」です。

HTTP 500 エラーを解決するヒントは「Fatal error」にある

HTTP 500 エラーを解決するヒントは「Fatal error」にある

Fatal errorの部分には問題のあるフォルダ名やファイル名、問題のあるコードの行番号が表示されるのでHTTP 500 エラーを解消するのに役立ちます。

詳しくは、以下のページも参考にしてください。

WordPressで画面が真っ白になったら「Fatal error」を探せ!

ある日突然、HTTP 500 エラーが発生する理由

テンプレートの修正など難しい作業を一切していないのにある日突然、HTTP 500 エラーになることもあります。実際、WordPress個別サポートにも相談を多くいただきます。

典型的な原因は自動バックアップです。

BackWPupなどによる自動バックアップでレンタルサーバーの空き容量が毎日着実に減り続け、空き容量がゼロになると新たなファイルを作成できなくなりHTTP 500 エラーになります。

あなたのWordPressサイトを設置しているレンタルサーバーの空き容量は十分ですか?

ディスク使用量と空き容量

ディスク使用量と空き容量

まさか何ギガも急に消費することはないと思うかもしれませんが自動バックアップの設定によっては、100Gを短期間で使い果たしても不思議ありません。

1Gのサイトを10日バックアップすると10Gです。このレベルは想定通りかもしれません。

仮に、そのサイトに大容量ファイルが含まれていて5Gになっていたとすると、10日で50G、20日で100Gです。

大容量ファイルとは、膨大な画像や動画というのが典型的ですが、サイト移転のためにAll-in-One WP MigrationプラグインやDuplicatorプラグインで作成したサイトのバックアップも大容量になる場合があります。

サイトの動作に不要なファイルを整理していないと毎日自動でバックアップされ、無駄に容量を消費することになります。

そんな自動バックアップが行われて100Gのうち99Gくらい消費してもサイトの動作に問題なければ異常に気づきませんが、容量オーバーになった時点でHTTP 500 エラーになります。

「昨日まで問題なく動作していたのに、なぜかHTTP 500 エラーになった」となるのは、こんな理由です。

確かに、何らかの作業が原因でHTTP 500 エラーになったわけではないので「何もしていないのに突然エラーに!」と思うのも当然ですが、この記事を読んだ方は落ち着いて自動バックアップのことを思い出してください。

対策は簡単で、サーバーから古いバックアップなど不要なファイルを削除することです。ただし、言うまでもありませんがHTTP 500 エラーでダッシュボードにアクセスできないのでFTPソフトまたはレンタルサーバーのFTPツールで削除することになります。

ある日突然のHTTP 500 エラーを検知するには

自分のサイトが突然HTTP 500 エラーになった場合、早急に検知したいですよね。といっても常に自分のサイトを監視しているわけにもいかないので、Jetpackプラグインのダウンタイムモニターが役立ちます。登録したサイトがエラーで表示できない状態になった場合、メールで教えてくれます。

「サイトがダウンしているかも」の通知メール

「サイトがダウンしているかも」の通知メール

これなら、突然HTTP 500 エラーが発生した場合でも早急に対応できそうですね。

まとめ

このように、テンプレート修正などの難しい作業をしていなくても突然WordPressがHTTP 500 エラーになることはあります。心配であればJetpackプラグインのダウンタイムモニターで監視するなど対策しておくと良いかもしれませんね。

HTTP 500 エラーの対策がうまくいかないときはWordPress個別サポートにご相談ください。

エックスサーバーの「WordPress簡単移行」の使い方と注意点

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WordPressをワンタッチでエックスサーバーに移行できるWordPress簡単移行がスタートしました。

「エックスサーバーに引っ越したいけど難しそうで」

そんな方に朗報です。ぜひチェックしてみてください。

エックスサーバーのWordPress簡単移行

エックスサーバーのWordPress簡単移行

とにかく簡単で、移行するWordPressのURLとログイン情報を入力してボタンクリックするだけです。

移行に必要なのはサイトのURLとログイン情報の入力だけ

移行に必要なのはサイトのURLとログイン情報の入力だけ

今までサイト移転に苦労したのは何だったのか!と言いたくなるほど簡単です。

現在のレンタルサーバーに不満があって、高速で安定したサーバーに乗り換えたいと思っているなら、これを機にエックスサーバーに引っ越してみてはいかがでしょうか。

エックスサーバーの申し込み(無料お試し10日間)はこちらから。

ただし、移行が失敗するケースもあるので実務で重要なサイトの移行を請け負う場合は油断禁物です。以下、WordPress簡単移行の使い方と注意点を紹介します。

WordPress簡単移行の事前準備

簡単移行を使うには、事前にエックスサーバーで対象ドメインを追加する必要があります。すでに追加済みの場合は不要です。

追加したドメインを確認できるまで数時間かかる場合があるので注意してください。

対象ドメインを使用中の場合、エックスサーバーにドメインを追加しても既存のサイトには影響ありません。ネームサーバーを変更するまで既存サイトが表示されます。

エックスサーバーに移転したサイトを管理者が確認し、問題なければネームサーバーを変更してエックスサーバーのサイトを表示する流れです。

ドメインを追加するにはサーバーパネルの「ドメイン設定」‐「ドメイン設定の追加」メニューを開き、対象ドメインの名前を入力します。「http://」や「https://」は入力不要です。

移行対象のドメイン名の入力

移行対象のドメイン名の入力

「無料SSL」や「高速化」のチェックは、どちらでも大丈夫です。

入力できたら「ドメイン設定の追加(確認)」ボタンをクリックし、表示された確認画面で「ドメイン設定の追加(確定)」ボタンをクリックすると設定完了です。

ドメイン設定の追加を確定

ドメイン設定の追加を確定

エックスサーバーにドメインが追加されます。

ドメインの追加完了

ドメインの追加完了

ドメインのネームサーバーをエックスサーバーに変更していない場合、「無料独自SSLの設定に失敗しました」と表示されますが、ドメイン追加自体には問題ありません。引き続きサイト移行作業に進みましょう。

WordPress簡単移行の実行

「簡単WordPress移行」‐「WordPress移行情報入力」メニューを開きます。

WordPress移行情報の入力

WordPress移行情報の入力

移行前後のURLや、ログイン情報を入力します。同じドメインで運営する場合は2つのURLは同じになります。言うまでもありませんが移行元のサイトはさくらインターネットやロリポップなどエックスサーバー以外のサーバーでも問題ありません。

メンテナンス中のサイトでも移行できます。メンテナンス中を解除(一般公開)する必要はありません。

入力完了後、「移行開始(確認)」ボタンをクリックして内容を確認します。

移行前後の情報を入力

移行前後の情報を入力

「移行開始(確定)」ボタンをクリックすると、サイトの移行が開始されます。

サイト移行を開始

サイト移行を開始

移行ステータスが表示され「データ移行完了(100%)」になれば終了です。「確認」ボタンをクリックして結果を確認しましょう。

サイト移行の完了

サイト移行の完了

移行結果が表示されます。「ネームサーバーを変更してください」と表示される場合は、ネームサーバーの変更が必要です。サイトの確認を終えてからネームサーバーを変更しましょう。

移行したサイトの確認

ネームサーバーを切り替える前にサイトを確認する場合は、hostsファイルという特殊なファイルを書き換える方法があります。hostsファイルの場所は次のとおりです。

hostsファイルの場所
  • Windows 10 / 8 / 7 / --- C:/WINDOWS/system32/drivers/etc/hosts
  • Mac OS X --- /etc/hosts/

(以下のページから引用)
動作確認について | レンタルサーバー【エックスサーバー】

このファイルをテキストエディタで開いて「エックスサーバーのIPアドレス+半角スペース+ドメイン名」を入力します。

たとえば、次のようになります。

999.999.999.999 example.com

簡単に言えば「自分のパソコンだけ、このドメインはエックスサーバーを見てね」の指定です。これにより、世の中の人は既存サイトを見ている一方で、自分だけはエックスサーバーに設置したテストサイトを参照することができます。

IPアドレスの「999.999.999.999」の部分はエックスサーバーのサーバーパネルの「サーバー情報」メニューで調べることができます。

hostsファイルに入力するIPアドレス

hostsファイルに入力するIPアドレス

これでネームサーバーの変更前にサイトを確認することができます。

ドメイン追加の直後は確認できない

ただし、ドメイン追加の直後は「無効なURL・プログラム設定の反映待ち」のようなエラーメッセージが表示され、サイトを確認できない場合があります。

ドメイン追加直後は確認できない

ドメイン追加直後は確認できない

その場合、数時間待ってから確認してください。

移行がうまくいったか心配であれば、ファイルマネージャやFTPソフトから該当ドメインのフォルダを開いてみて、WordPressがインストールされているか確認してみましょう。

FTPを使ってWordPressのインストール確認

FTPを使ってWordPressのインストール確認

あとは、いつも通りサイトを確認すれば大丈夫です。

WordPress簡単移行が失敗するケース

非常に便利なWordPress簡単移行ですが、失敗するケースもいくつかあるので紹介しておきます。

すでにWordPressが設置済みの場合

すでにWordPressが設置済みの場合や、簡単移行に成功しているサイトの場合は「指定のURLには、既にプログラムが設置されています」のようなエラーメッセージが表示されます。

WordPressが既存のドメインには移行できない

WordPressが既存のドメインには移行できない

いったんサイトを削除してから実行してください。

日本語ファイル名の画像を含む場合

移行元のサイトに日本語ファイル名の画像が存在する場合、移行時に文字化けして移行後のサイトでは表示されない可能性があります。

以下の例では「図書館.jpg」というファイルを含むサイトを移行してみましたが、移行後のサイトでは画像が表示されませんでした。

日本語ファイル名の画像が表示されない

日本語ファイル名の画像が表示されない

FTPソフトでサーバー内をチェックするとファイル名が文字化けしていることに気づくでしょう。

ファイル名が文字化けする

ファイル名が文字化けする

「画像が表示されない」は気づきにくいトラブルですが、サイト移転時にはよくある定番の問題です。「簡単移行」だからといって油断せず、移行後のサイトで画像が正しく表示されているかなど、チェックしましょう。

それ以前に、移行元のサイトに日本語ファイル名の画像がないかチェックした方が良いかもしれません。

移行前後でPHPのバージョンが異なる場合

移行元と移行後でPHPのバージョンが異なると移行したサイトが正しく表示されない場合があります。たとえば、移行元がPHP 5.6、移行後がPHP 7.2になるような場合、使用中のテーマやプラグインがPHP 7に対応していない可能性があります。

その場合、移行元のサイトをPHP 7対応にカスタマイズするか、移行後のエックスサーバーでPHPのバージョンをPHP 5.6に切り替えてから簡単移行を実行しましょう。

PHPのバージョン切り替え

PHPのバージョン切り替え

まとめ

以上、エックスサーバーのWordPress簡単移行の使い方を簡単にまとめてきました。注意点はいくつかありますが、「エックスサーバーに引っ越したいけど移転作業が難しそうで」で悩んでいた方は試ししてみてください。

エックスサーバーの申し込み(無料お試し10日間)はこちらから。

Lightning Proの子テーマの作成方法

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Lightningの子テーマをLightning Proに適用する方法を紹介します。

Lightning Proに子テーマを適用する

Lightning Proのインストール後、こちらからダウンロードしたLightningの子テーマをインストールすると親テーマとしてLightningがインストールされてしまい、Lightning Proの子テーマにはなりません。

Lightningがインストールされてしまう

親テーマとしてLightningがインストールされてしまう

Lightning Proの子テーマに設定するには、style.cssの編集が必要です。

それには、子テーマの「有効化」をクリックせず「外観」-「テーマの編集」を開いて、「編集するテーマ」で「Lightning Child Sample」を選び、「選択」をクリックします。

Lightningの子テーマを開く

Lightningの子テーマを開く

Lightning子テーマのstyle.cssが開くので、親テーマをLightning Proにするため5行目の「lightning」を「lightning-pro」に変更します。

親テーマをLightning Proに

親テーマをLightning Proに

「ファイルを更新」をクリックして、「外観」-「テーマ」メニューを開いてLightningの子テーマを有効化しましょう。

Lightningの子テーマを有効化

Lightningの子テーマを有効化

これでLightningの子テーマがLightning Proの子テーマになります。

WordPressでPHP 7にアップデートするとHTTP 500 エラーになる原因と対策

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WordPress個別サポート

WordPressをPHP 7にバージョンアップすると画面が真っ白(HTTP 500 エラー)になることがあります。よくあるトラブルです。

PHPに慣れている方には想定の範囲内の出来事ですが、PHPに慣れていない方、特にWordPressを始めたときのバージョンがPHP 5.3とかPHP 5.6で、「PHP 7にするとページの表示スピードが高速になる」という文句につられて安易にアップデートしてしまった方もいると思います。

ほとんどの場合は大きな問題はありませんが、まれに画面が真っ白になってダッシュボードにアクセスできなくなってしまいます。

慣れていないと焦るかもしれませんが、サイトが消えてしまったり、投稿や固定ページがメチャクチャになってしまうような大トラブルではないので落ち着いて対応すれば、元に戻せるはずです。

原因がさまざまなので具体的な手順は紹介できませんが、おおざっぱな対策を説明します。参考にしてください。

PHPを古いバージョンに戻す

一刻も早くHTTP 500 エラーから逃れたい場合は、レンタルサーバーのメニューからPHPのバージョンを元に戻してください。主なレンタルサーバーのPHPバージョンメニューは次のとおりです。

主なレンタルサーバーのPHPバージョン設定メニュー
  • エックスサーバー:サーバーパネルの「PHP」‐「PHP Ver.切替」メニュー
  • さくらインターネット:サーバコントロールパネルの「アプリケーションの設定」‐「PHPのバージョン選択」メニュー
  • ロリポップ:「サーバーの管理・設定」‐「PHP設定」メニュー

PHP 7にアップデートする前のバージョン、たとえば、PHP5.6などに戻せば通常は画面が真っ白が解消されて、サイトやダッシュボードが表示されるようになります。

問題の根本原因を特定する

PHPを元のバージョンに戻さずにPHP 7を使う前提で問題を解決したい場合や、古いPHPに戻しても問題が解消しない場合は、問題の根本的な原因を取り除く必要があります。

WordPressをPHP 7にバージョンアップしてHTTP 500 エラーが発生する主な原因は次のとおりです。

  • WordPressのバージョンが古い
  • プラグインのバージョンが古い
  • テーマの記述がPHP 7に対応していない

ざっくりと言えば、WordPress本体やプラグイン、テーマのバージョンが古いのが原因です。新しくなったPHP 7の言語仕様に適合していないということです。基本的には「PHP 7が悪い!」ということではありません。

WordPress本体やプラグインについては、手動でアップデートすればほとんどの場合は解決するはずです。手動アップデートがよくわからない場合はWordPressメールサポートにご相談ください。

※アップデートする前に念のため現状のサイトをバックアップしておきましょう。

テーマについても新バージョンにアップデートできれば問題ありませんが、それほど単純ではないかもしれません。

テーマのバージョンアップ(PHP 7対応)が追いついていなかったり、デザイナーによるオーダーメイドだったり、親テーマ本体をカスタマイズしてしまっていたりと、PHP 7対応のテーマにアップデートできないケースもあるからです。

その場合、具体的に問題のあるファイルの行番号を特定して、その部分だけをコメントアウトするなどして応急処置するしかありません。

問題のある箇所(ファイル名・行番号)を特定する方法は以下のページも参考にしてください。

WordPressで画面が真っ白になったら「Fatal error」を探せ!

簡単に言えば設定ファイル(wp-config.php)に「define ('WP_DEBUG', true);」を記述してエラーメッセージを表示する設定にすれば、どのファイルに問題があるかわかります。

そのエラーメッセージをヒントにして、フォルダごと削除するのか、具体的な行番号あたりの問題のあるコードをコメントにするのか検討しましょう。

簡単に書きましたが、実際にトラブルが起きた時点で対処してみると焦って意外とうまくいかないこともあります。対処方法がよくわからなければ、WordPressメールサポートにご相談ください。


WordPressのPHPバージョンを調べるには

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WordPressが動作しているPHPのバージョンを調べる方法はいくつかあります。ここではレンタルサーバーの管理画面およびWordPressのプラグインを使う方法を紹介します。

レンタルサーバーでPHPのバージョンを確認

多くのレンタルサーバーの管理画面にはPHPバージョンを確認するメニューがあります。主なレンタルサーバーのメニューは次のようになります。

エックスサーバー

エックスサーバーではサーバーパネルの「PHP」‐「PHPバージョン切り替え」メニューで確認できます。

PHPバージョンの確認

PHPバージョンの確認(エックスサーバー)

さくらインターネット

さくらインターネットの場合はサーバコントロールパネルの「PHPのバージョン選択」メニューです。

PHPのバージョン確認(さくらインターネット)

PHPのバージョン確認(さくらインターネット)

ロリポップ

ロリポップではユーザー専用ページの「サーバーの管理・設定」‐「PHP設定」メニューです。

PHPのバージョン確認(ロリポップ)

PHPのバージョン確認(ロリポップ)

WordPressプラグインでPHPバージョンを確認

Query Monitorプラグインを使うと、WordPressのダッシュボード内でPHPのバージョンを確認することができます。

インストール後、アドミンバーから「環境」メニューを選択します。

Query Monitorのウィンドウが開いてPHPのバージョンなどを確認することができます。

PHPのバージョン確認(Query Monitorプラグイン)

PHPのバージョン確認(Query Monitorプラグイン)

固定ページのテンプレートはpage.phpだけではありません

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WordPressで作成する固定ページを表示するときのデザインを決めるテンプレートファイルはpage.phpです。ただし、「固定ページの表示=page.phpだけが使われる」わけではありません。以下、事例を紹介しながら固定ページの表示に使われるテンプレートを整理していきます。

固定ページの基本テンプレートはpage.phpですが…

まず、基本的には固定ページを表示するときに使われるのはpage.phpです。

ただし、page.phpを開いても固定ページのタイトルを表示するthe_titleや本文を表示するthe_contentなどのお約束のコードが書いてない場合があります。

たとえば、Twenty Twelveのpage.phpは次のようになっています。

<?php
get_header(); ?>

    <div id="primary" class="site-content">
        <div id="content" role="main">

            <?php while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
                <?php get_template_part( 'content', 'page' ); ?>
                <?php comments_template( '', true ); ?>
            <?php endwhile; // end of the loop. ?>

        </div><!-- #content -->
    </div><!-- #primary -->

<?php get_sidebar(); ?>
<?php get_footer(); ?>

page.phpに書かれているのは、これだけです。

固定ページのタイトルや本文を表示する具体的なレイアウトはpage.phpに定義せずにcontent-page.phpに書かれており、8行目の「get_template_part( 'content', 'page' );」で読み込まれます。

つまり、次のような構成になっています。

  • 固定ページのテンプレートはpage.php
  • レイアウトはcontent-page.phpに書かれている

固定ページの表示にpage.php以外のテンプレートが使われていることになります。

ただし、page.phpはWordPressで使われるテンプレートとしてファイル名が決まっていますが、content-page.phpはWordPressの必須テンプレートではないのでファイル名は自由です。テーマの構成をチェックするときは注意が必要です。

個別のレイアウトを定義できる「page-スラッグ.php」

固定ページのテンプレートはpage.phpですが、「このページだけは特別なテンプレートを使いたい」こともあります。その場合、page.php以外のテンプレートを使うことができます。

まず、特定のスラッグを持つページに対して「page-スラッグ.php」を使うことができます。たとえば、会社概要のページが「company」というスラッグだった場合、会社概要ページのテンプレートとして「page-company.php」を使うことができます。

つまり、通常のページはpage.phpで表示し、会社概要だけはpage-company.phpで表示するイメージです。

「company」以外も同じです。「page-products.php」を作成しておけば、「products」というスラッグのページで使われます。

スラッグではなく「page-ページID.php」のようなテンプレートを使ってページIDで識別することもできます。たとえば、IDが123のページに対して「page-123.php」というテンプレートを使うことができます。

ただし、「page-ページID.php」より「page-スラッグ.php」が優先されます。

page-スラッグ.phpが引き起こす問題

「page-???.php」は便利ですが問題を起こす場合があります。たとえば、制作者がHTMLでデザインしたcompany.htmlをそのまま使いたいとき、ページの内容を編集画面にコーディングせずpage-company.phpというファイル名にするかもしれません。

制作者にとっては制作時間を短縮できてデザインをそのまま活かせるので好都合かもしれませんが、納品された側から見ると「編集画面を開いても何も書いてないので固定ページを修正できない」という問題が発生します。

ページの内容がすべて編集画面ではなく「page-???.php」というテンプレートに書かれているということです。慣れていないと修正するのは難しいかもしれませんし、そもそも、この仕組みを教えてもらわないと「編集画面を開いても何も書いてないのですが?」という疑問で頭がいっぱいになってしまうかもしれません。

詳しくは、以下のページも参考にしてください。

納品されたサイトの固定ページが編集画面から修正できない!

ページ作成時に選べる「カスタムテンプレート」

上記のテンプレートは固定ページを表示するときに自動で適用されるテンプレートですが、ページを作成するときに「このテンプレートを使いたい」と指定することもできます。

テーマによって異なりますが、固定ページの作成時に編集画面の右側にある「テンプレート」メニューから、このページに適用したいテンプレートを選ぶことができます。

作成するページのテンプレートを選べる

作成するページのテンプレートを選べる

作成したいタイプのページを選ぶ感覚です。

この「テンプレート」メニューから選べるテンプレートがカスタムテンプレートです。ファイル名は自由ですが、テンプレートファイルの先頭に「Template Name: 任意の名称」を定義しておけば「テンプレート」メニューから選べるようになり、作成したページに適用されるようになります。もちろん、page.phpやpage-スラッグ.phpよりも優先されます。

<?php
/*
 * Template Name: Sitemap(Slug:sitemap-page)
 */
get_header(); ?>

<!-- [ #container ] -->
<div id="container" class="innerBox">

「Template Name:」を使ったカスタムテンプレートの活用例は、自動表示されるページの作成です。

あらかじめ「カスタムテンプレート1.php」に処理を記述しておけば、「テンプレート」メニューから選ぶだけで本文などに何も入力しなくても、そのページの内容が自動表示される仕組みです。

たとえば、BizVektorというテーマでは「テンプレート」メニューから「サイトマップ」を選ぶことでサイトマップページを自動作成することができます。サイトマップを表示する処理がpage-sitemap-page.phpに記述されており、「テンプレート」メニューから「サイトマップ」を選べば自動でサイトマップが表示されるということです。

トップページのテンプレートはfront-page.phpやhome.php

トップページで使われるテンプレートにはバリエーションがあります。最優先はfront-page.phpですが、このファイルが存在しないテーマもあります。その場合、トップページが投稿一覧のときはhome.php(またはindex.php)、固定ページの場合はpage.phpが使われます。

詳しくは、以下のページも参考にしてください。
テンプレート階層 - WordPress Codex 日本語版
front-page.phpとhome.phpとindex.phpの関係

どのテンプレートが使われているかチェックできるShow Current Template

Show Current Templateプラグインを使うと、現在表示中のページで使われているテンプレートを調べることができます。

現在使われているテンプレートをチェックできるShow Current Template

現在使われているテンプレートをチェックできるShow Current Template

「Error establishing a database connection」と表示されるとき

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WordPress個別サポート

ある日突然、WordPressで「Error establishing a database connection」と表示されると焦りますよね。

Error establishing a database connection

Error establishing a database connection

これはWordPressの定番トラブル「データベース接続確立エラー」のことです。

原因や対処法について後で紹介するページを見ていただくとして、簡単にいえばサーバーのデータベース設定とWordPressの設定ファイル(wp-config.php)の設定がズレてしまったときに発生します。

基本的にはwp-config.phpのデータベース設定またはサーバーのデータベースパスワードを修正すれば解決です。

WordPressのインストール時に間違えたときだけでなく、次のような事情で昨日まで問題なかったのに突然エラーになる場合があります。

突然「Error establishing a database connection」と表示されるケース
  1. サイトの引っ越し後にデータベース設定を修正していない
  2. うっかりデータベースパスワードを変更してしまった
  3. サイトがハッキングの被害にあったとき

(3)のサイトがハッキングされた場合は小さい問題ではないので単純ではありませんが、(1)や(2)のケースは単純にデータベースと設定ファイル(wp-config.php)で設定を一致させればトラブルは解決です。

具体的な対処法などデータベース接続確立エラー(Error establishing a database connection)について詳しくは以下のページを参考にしてください。

データベース接続確立エラーの原因と対処法

WordPressでWarningを非表示にする方法

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WordPress個別サポート

WordPressをPHP 7にバージョンアップしたときなどに「Warning」や「Notice」というメッセージが表示されることがあります。これらは画面が真っ白(HTTP 500 エラー)になるほど重大なエラーではありません。あくまで警告や注意のレベルなので動作に問題ありませんが、できれば非表示にしたいですよね。

プラグインが原因のWarningが表示される

プラグインが原因のWarningが表示される

エラーメッセージはこんな感じです。これを見ると原因のプラグインやテーマがわかります。この例ではwordpress ping optimizerプラグインの問題のようです。

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/…略…/wp-content/plugins/wordpress-ping-optimizer/cbnet-ping-optimizer.php on line 533

wp-config.phpでWarningを非表示に

よくある原因として、テストのためエラーメッセージを表示する設定(デバッグモード)にしたのを元に戻し忘れてそのまま放置していることがあります。

その場合、wp-config.phpのWP_DEBUGの部分がtrueになっているはずなので、ここをfalseに設定すれば大丈夫です。具体的には次のようになります。

define('WP_DEBUG', false);

すでにこの状態なのに「Warning」や「Notice」が表示される場合、他の方法が必要です。問題のあるプラグイン本体を修正したくなるかもしれませんが、あまりおすすめできません。アップデートしたら元に戻ってしまうので。

WordPressプラグインでWarningを非表示に

そんなときはFree Customizeプラグインのように、アップデートしなくて済むカスタマイズ用のプラグインを使って、「Warning」や「Notice」などのエラーメッセージを非表示にする方法があります。

具体的には上記のプラグインをインストールして、PHPファイル(free-customize.php)に次のようなコードを入力します。

error_reporting(0);

入力したイメージは次のようになります。

コードの入力イメージ

コードの入力イメージ

これにより、「Warning」や「Notice」を含めてすべてのエラーメッセージが消えます。

エラーメッセージが消える

エラーメッセージが消える

error_reportingは画面に表示するエラーメッセージのレベルを設定するPHPの関数です。「error_reporting(0);」はエラーメッセージを一切表示しない設定です。

WordPressで「Fatal error: require(): Failed opening required」と表示されるとき

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WordPress個別サポート

WordPressで「Fatal error: require(): Failed opening required」のようなメッセージが表示されることがあります。真面目に解釈すると難しそうなエラーメッセージですが、ほとんどの原因は単純な入力ミスです。以下、よくある原因と対処法を紹介します。

「Fatal error: require(): Failed opening required」が発生!

「Fatal error: require(): Failed opening required」が発生!

「Fatal error: require(): Failed opening required」の意味

「Fatal error: require(): Failed opening required … 」は直訳すると「requireという命令で重大なエラーが発生しました。原因は…のファイルを開くのに失敗したことです」となります。

目的のファイルを開けなかったということです。エラーレベルが重大(Fatal error)なので処理を続行できず、結果として、画面が真っ白(HTTP 500 エラー)になります。

エラーメッセージを真剣に解釈しない方が良い

ざっと解釈するとこんな感じですが、WordPressを使い始めたばかりでPHPに慣れていない方はエラーメッセージの意味を深追いして真剣に解釈しようと思わないことです。

「なぜファイルが開けない?」「ファイルがあるかどうか調べるにはFTPが必要?」「そんなファイル、ないけど」などなど次から次へと疑問がわいてきて時間ばかりが過ぎていきます。

むしろ、トラブル対応のノウハウとして「ほとんどのエラーは単純な入力ミス」だと割り切ってエラーの原因になっているファイルをもう一度見直してみましょう。

エラーの原因になっているファイル名はFatal errorの最後に書いてあります。この例ではWordPressインストール先にあるindex.phpが原因だとわかります。

エラーの原因はindex.php

エラーの原因はindex.php

最後に「line 17」のように行番号が書いてありますが、行番号は参考程度にとどめてください。必ずしもその行に問題があるとは限らないので、この行番号ばかりに注目していると問題が特定できなくなります。

とにかく、エラーの原因のほとんどは入力ミスなので、自分で思い当たる入力した箇所をもう一度見直してみましょう。

index.phpは「Failed opening required」が起きやすい

この例で紹介したindex.phpはWordPress初心者の方も編集することがあったりするので、入力ミスが起きやすく、「Fatal error: require(): Failed opening required」が起きやすい要注意ファイルです

実際、WordPress個別サポートで相談を受けてトラブル対応してみたところindex.phpの入力ミスが原因だったことも少なくありません。典型的な入力ミスの例を紹介します。

ドットを付けてエラーに

たとえば、現在のindex.phpの最後の行は次のようになっているとします。

require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php' );

ここに「wp1」というフォルダ名を追加する場合、正しい書き方は次のようになります。

「wp1」フォルダを追加するときの正しい書き方

require( dirname( __FILE__ ) . '/wp1/wp-blog-header.php' );

難しい作業ではありませんが、ネット検索した手順によっては説明が間違っていたり古いバージョンの手順だったりして、次のように「/wp1」の前に「.」を付けてしまうことがあります。

「.」を付けただけでエラーになる

require( dirname( __FILE__ ) . './wp1/wp-blog-header.php' );

このように「.」を付けただけで「Fatal error: require(): Failed opening required …」になります。本来参照すべきファイルのURL(パス)が間違ってしまうからです。

全角の「’」でエラーに

index.phpのパスに「/wp1」を付けるだけの作業ですが、いろいろ編集しているうちに「'」(シングルクォーテーション)を触ってしまうことがあります。慣れていれば半角の「'」と入力すべきだとわかりますが、次のように全角の「’」を入力してしまうかもしれません。

require( dirname( __FILE__ ) . ’/wp1/wp-blog-header.php’ );

紛らわしいので間違いに気づかないかもしれませんが、これでアップすると、「Fatal error: require(): Failed opening required …」になります。正しくは全角の「’」ではなく半角の「'」です。本当に紛らわしく相談が多いのでご注意ください。

まとめ

「Fatal error: require(): Failed opening required …」はindex.phpなどの編集時によくあるエラーです。エラーメッセージの意味を解釈しようとすると難解に思えますが、ファイル名(パス)の入力ミスで起きることがほとんどです。このエラーメッセージを見たら深く考えず、原因になっているファイルをもう一度見直してみましょう。

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